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国会が見える、日本が見えるダッシュボード

国会で日々行われる侃々諤々の議論。国会議員の重鎮、官僚、参考人など入り混じる厳かな国会中継を見ていると、実は我々の生活に密着する内容だったり、政治家からは素朴な人間性が感じられることもあり、実はとても面白いんです。

しかし、すべての人がゆっくり中継を見ている暇がないのが当然の現実。

そこで、国会議事録検索システムから得られる情報をもとに、誰が、どんな政党が、いつ、何回、どんなことを発言しているのか。それらが可視化できたらもっと多くの人に共有できるのではないかと思い、ダッシュボードを作成しました。下は2021年のダッシュボードの一例です。(ダッシュボードは1発言1カウントで集計しています。)

衆議院は参議院より若干多い。委員会別で一番多いのは予算委員会、厚生労働委員会、内閣委員会と続く。

時系列で委員会が開かれる頻度を可視化しています。1月末頃から予算委員会(青)が開かれたあと、厚生労働委員会(水色)が続く。3月には様々な委員会が開かれ始め、7月中頃からは落ち着いてくる。

政党別発言頻度(左)と、委員会別政党発言頻度(右)。委員会別に議員数に合わせて割り当てられるそうだが、発言数でカウントすると有意な差が出てくるのはなぜだろう。

国会議員別発言頻度と、発言内容です。田村さん、菅さん、西村さん、昨年お疲れさまでした。総理大臣よりも発言回数の多かった田村さんはさすがコロナ禍の影響か。



これらの画像は2021年の国会すべてのデータですが、私のpatreonでは実際にダッシュボードで、自分の気になる政治家や政党、キーワードなどで検索することができます。気になる政治家が何に携わっているのか、または自分に興味のある話題がどのように国会で取り上げられているのかが知ることができます。
今後さらに過去にさかのぼった国会議事録データの分析や、国会議事録をtweetしているのですが、そのimpressionデータ分析なども進めていきたいと思っています。

ただこれらダッシュボードの表示にはクラウド上で最低限の処理を行うことによって成り立っていますが毎月コストが発生しています。本業のかたわらで進めているこのプロジェクトに今後も持続可能性を持たせるため、patreonでの支援が得られればと考えています。

このダッシュボードが面白い、応援してもいいよ、もっとやれ、という方がいらっしゃればぜひよろしくお願いいたします。


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