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書きながら考えることと、歩きながら考えること

起きている間は基本的にずっと頭を動かしているわけですが、思考の速さと質は当然時間帯によってムラがあります。机に座ってウンウン唸りながら考えているときは、大抵頭の働きが鈍っています。

思考が捗る瞬間は、「書く」行為が伴うときと、「歩く」行為が伴うときの2種類だと思っています。

「書く」行為はそのままで、ノートにひたすら「手書き」でメモしながら考えるのです。頭の中にある思考を全てノートに書き出し続けることで、頭の中がどんどんクリアになっていき、思考が加速するような感覚になります。それと、手書きというのがポイントだと個人的に思っています。図形を書きやすいという実利的なメリットもあるのですが、それよりも手を動かして文字を書くという行為が脳の働きを促進しているような気がします。何かしらデータを計測したわけではなく、あくまで体感にはなるのですが、この感覚があるからこそ、私はメモを取るのはデジタル派ではなく、アナログ派です。

もう一つ、最近、歩いているときに思考が捗ることに気が付きました。私は毎日片道20分程度歩いて通勤しています。徒歩通勤は面倒くさいと感じていましたが、最近この毎日の徒歩が思考に良い刺激を与えていることに気が付きました。歩いているときに、アイデアが思いつくことが度々ありました。科学的な根拠はあまり分かりませんが、身体を動かすことが脳の働きを促進させるのかもしれません。

メモを取りながら考えるときは、ゴチャゴチャした頭の中を整理したり、論理構造を考えたりすることに向いていると思います。歩きながら考えるときは、何かアイデアを思いつくことに向いていると思います。正確には、アイデアは「考える」ものではなく「思いつく」ものなので、何かアイデアを思いつくために歩くというより、たまたま歩いていたらアイデアが思いついたと言うべきでしょう。

歩きながら考えることの難点は、夏場は暑すぎて外を歩く気になれないということです。寒さには割と強いので、冬なら厚着すれば全然外を歩けます。最近は散歩するのに丁度良い気温になりました。自分は散歩が割と好きだということに最近気が付きました。特に、知らない町を思うがままに適当に歩くのが好きです。そんな頻繁に知らない町を訪れたりしませんが。旅行とかあまり行かないのですが、どこか旅に出るのも悪くないかもしれません。

年齢を重ねるにつれて、どんどん考えないといけないことが増えているような気がします。メモを書く時間と歩く時間を増やして、考え事をどんどん捌いていこうと思います。

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