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中検準1級(二次)に合格した話

2年越しに中検準1級の筆記試験に合格し、二次の面接試験を受けてきました。
一次試験の体験記はこちらから。

一次試験の後台湾に引っ越してしまったので、対面試験だったら無念の棄権かも…と心配しましたが、幸いコロナ以降zoomで試験が実施されており無事受験することができました。ありがとう中検事務局。


試験準備

多くの先人が言うように準1級の2次試験は合格率90%を超えるため、落ち着いて実力を出せれば落ちることはまずないと思われます。
私のやった2次対策は2つ。テキストとnoteやブログから過去問をちょろっと練習しました。テキストはなかむら学長のnoteを参考にこちらをちょっとだけ。

私は学長のようなストイックな学習者ではないので1−2週しかしませんでした🥲

テキスト以外は、他の人たちのnoteやブログを参考に問題のレベル感の確認と1−2分スピーチの時間感覚を掴む練習数回をした程度です。毎日中国語話しているしな…という油断がなかったといえば嘘になります😂

0.自己紹介

受験案内には10分前にはzoomに繋ぐよう指示があり15分前からスタンバイしていましたが、実際にzoomが繋がったのは試験時間の3分前。音声や周辺環境の確認などがある想定でいましたが、特にそんなこともなくぬるっと試験開始しました。
まず名前と受験番号を聞かれます。受験番号の中国語「考号」がわからずとても焦りました。雰囲気からもしや受験番号…!と思って試しに話してみたら正解だったようです。セーフ(?)
その後自己紹介を促されます。簡単に名前と出身地、今台湾に住んでいることなどを話しました。

1.中国語の質問

初級の口語クラスのような極めてシンプルなテーマでしたが「考号」で動揺して謎の聞き取りミスをしてしまいました🥲悲しい
以下覚えている範囲で面接官との会話を書き出しますが、細かいところは違っているかもしれません。会話のキャッチボールをしながら進行していきました。

問題1:旅行の経験
面接官「你喜欢旅行吗?」
私「我很喜欢旅行」
面接官「除了会讲汉语的地方,中国和台湾以外有去过吗?」
私「我有去过很多,大概20个国家」
面接官「不是,会讲汉语的地方」
私「啊,新加坡?」
面接官「有去过新加坡吗?」
私「有, 有去过两三次」
もしかしたら「中国語を話す場所」への旅行経験を聞きたかったのかもしれませんが、私には上記のように聞き取れてしまいました🥲凡ミス・・・

問題2:中国料理について
面接官「你有吃过中国菜吗?你对中国菜有什么意见吗?」
私「我有吃过中国菜。中国土地很大,每个地方都有名产。但是对我们外国人来说,有的时候名产分不太清楚。比如说有一道菜,这是上海菜还是广东菜,有的时候分不太清。所以我想更研究一下中国各地的名产。」
前の質問の続きかもしれませんが、中国料理についての考えを聞かれました。何を答えようか迷いましたが、とりあえず普段思っていることをそのまま話しました(笑)

問題3:中国語を勉強する友人
面接官「你有一起学汉语的朋友吗」
私「我没有一起学汉语的朋友。但是天天和台湾或中国朋友聊天,对我的学习汉语有非常大的帮助。他们算是我的老师。」
こちらは一瞬で終わりました。

2.中→日翻訳

一番苦手意識のあった中→日翻訳はやっぱり躓いてしまいました。私の頭は中国語のインプットは基本日本語を介さず中国語として認識しているようで、中→日の通訳は結構苦手です。

問題1:除非有事,他都去逛街,买些东西。
いまいちちゃんと理解していなかった除非構文、思いっきり「何か用事がある時は〜」と論理的に破綻した回答をしてしまいました。悔しいもう一度やり直したい😫

問題2:他以为他没有通过考试,没想到及格了。
合格不合格の言い回しは違っているかもしれませんが、以为/没想到が出てきましいた。これは綺麗に訳出するのは難しいけど、訳自体は簡単ですね。

3.日→中問題

中→日とは逆に、中国語をアウトプットする際は頭の中で日本語を中国語に直していることも少なくないからか、こちらはすんなりできました。

問題1:もし会議に間に合わない場合は、電話をください。
如果来不及会议的话,你一定要给我打电话で回答しました。

問題2:あなたは引っ越したと聞きました。今はどこに住んでますか?
听说你搬家了,现在你住在哪里?で回答。
シンプルすぎて、試験という特殊環境下だと考えすぎてドツボにハマりそうなので、するっと口から中国語を放り出すのが良い気がします。

4.1分スピーチ

与えられた3つのテーマからひとつ選び、1分間の準備の後に内容について1−2分の間で話します。
1.我和外语
2.我喜欢的书店
3.我的小学

ベタかなと思いつつ「我和外语」を選択。中国語を学び始めたきっかけと、そこから台湾移住に至るまでの経緯を話しました。
1分以上2分未満って長いようで意外と短くて、細かいところまでは話しきれません。なのでもしかしたら要所要所ロジックが飛んでいるところもあるかもしれなかったですが、概ね伝わったと思います。
スピーチの内容についての質問などはありませんでした。
最後に試験管の先生から「国外生活愉快!」と激励(?)の言葉をいただき面接は終了しました。所要時間15−20分程度でした。

結果

80点!うーん絶妙!!
採点基準がわかりづらいのでなんともリアクションしづらいけれど、合格は合格なのでよしとしましょう。
これにて私の約2年間の中検対策は終了です。しばらくは台湾でまともに中国語で仕事できるようになることが最優先なので、検定は受けません。もともと自分のモチベ維持と現在地確認が目的で受けていただけなので、今は職場で事足りているなと言う理由もあります。
1年くらいして落ち着いたら、せっかく台湾にいるしTOCFLでも受けようかな〜とはぼんやり考え中。

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