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QC工程表と手順書~ISO事業マニュアル(4)~

次に製品を作る為の活動の見える化で作る物です。

QC工程表

 QC工程表とは製品をつくる時の流れを見える化したものです。

それぞれの工程で
・工程で必要な材料、情報
・使用する設備
・加工する人に必要な力量(スキルマップでわかる様なら不要)
・使用する測定機器と検査方法
・工程を依頼する外注先
を記している表です。

QC工程表で検索すると項目が多くて難しそうに感じますが、まずは出来るだけ簡単に製造ライン全体の流れがわかるようなものを作っておけば良いです。

製品ごとに作らなくても大丈夫です。通る工程が一番多い仕事について書いておけば、製品ごとのQC工程表は必要ありません。

QC工程表は製品を製造するための見える化であると同時に、改善を行う時の土台となる表になります。

 

作業手順書

工程の中で実際に行うことを作業といいます。必要に応じて作業手順書をつくります。作らなくてもISO9000の規格には通ります。

闇雲にすべての作業の手順書をつくる事を目指さず、顧客満足向上に必要である場合に作れば良いです。
たとえば溶接の様に検査ができない作業などは、手順を決めてそれを守る事で品質を担保します。 

不適合処理手順書

顧客満足を達成できてない場合⇒対策をどういう手順で行うかわかるもの   工程内の不適合と社外に出てしまった不適合(クレーム)がある。

不適合が出た場合は、対策を行い不適合が出にくくするような対策を打つ必要があります。

また不敵合の内容と対策と効果を文書に記録する必要があります。

不適合とは顧客要求事項にそって出来ていないもの
⇒要するに不良品の事です

  と、ざっくりはこんな感じです。これらを運用していくために必要な報告書書式や手順書を整備していきます。 

いずれも書類を作る事が目的ではなく、改善のためのたたき台のために作る物です。そして顧客満足向上のために常に改訂することが大事です。


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