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漫画感想「ショーハショーテン!」

レンタルショップで借りた漫画が面白かったので、今日は漫画の感想回にします。
ネタバレの可能性がありますので、未読の方はご注意ください。


あらすじ

四十万畦道(しじま あぜみち)は、中学生の頃、転校してしまう同級生の女の子に「最後に面白い話聞かせて」と言われて、うまく返せなかった事をきっかけに、お笑いの勉強をはじめる。
ある日、畦道は、お笑いのショーレースで二冠をとることを目標にしている、同級生の東片太陽(ひがしかた たいよう)と出会い、文化祭でネタを披露するためにコンビを組んでくれないか、と誘われる。

感想

まだ完結していないんだけど、続きが気になる。
主人公の二人のコンビもいいんだけど、ライバルの子たちも頑張れ!と応援したくなる。
漫画の中で、主人公たちだけじゃなくて、他の子たちのコンビを組んだいきさつみたいなのも描かれるんだよね。
どういうきっかけでコンビを組んで、どんな気持ちでマイクの前に立っているのか、というのがわかるから、読んでいて応援したくなる。

そして、漫画の中で漫才やコントのネタも描かれているんだけど、それぞれのコンビの色が出ていていいな、と思う。

お笑いはあまり詳しくないから、うまく説明できるかわからないんだけど、身体を張ったネタをやる子たちがいたり、自分たちのキャラクターを活かしたネタをやる子たちがいたり、色々みることができるから、本当にお笑いの舞台をみているような気分になる。
この先、少しネタバレが入るかもしれません。

感想・ネタバレ込み

好きなシーンはいくつかあるんだけど、主人公の二人が、コンビの存続をかけて地元のお笑いバトルに出るシーンがあるのね。

コンビ存続の条件は、優勝すること。
完全にアウェイの会場なんだけど、ギリギリまでネタを考えて、お客様にもウケるんだよ。

だけど、別のコンビが優勝しちゃって、主人公たちは二位だったの。
そしたら、優勝コンビが、コンビ存続の話を聞いて、俺たちはこれからいくらでも優勝するから、今回は辞退でっていうの。
結果的には繰り上げ優勝だけど、実力じゃなくてお情けなんだよ。
それが悔しくて、主人公の二人がわんわん泣くの。
私も一緒になって泣きそうになっちゃった。
解散にならなくてよかったけど、気持ち的には、情けをかけられるくらいなら、二位のままで良かったよ、って私だったら思っちゃう。
でも、悔しくて泣けるくらい一生懸命になれることがあるのっていいな、とも思う。

あとは、主人公のライバルの実力派のコンビがいるの。
高校生のお笑いの界隈では有名で、大会でもいつもいい線いってるの。
だけど、有名だから、お客様はいつものパターンのネタだよね、とも思ってるし、本人たちもそれを自覚してるんだよ。
その二人が、お笑いの勝ち抜きバトルに出た時に、そのいつものパターンを逆手にとったネタで過去一ウケるの。
名前を知られてるっていうプレッシャーをはねのけてさ、なんだかこっちまで胸が熱くなったよ。

いつも通りのネタをやればウケるって多分わかってたと思うけど、優勝するために自分たちのパターンを破って、もっと上を目指すっていうのが良かった。

お笑いが好きな人も、主人公たちが成長していく物語が好きな人もおすすめです。

一話の試し読みができます。

https://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/showhashowten/









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