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本の話

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本の感想。古本市の思い出など。
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#読書感想文

読書感想 生活フォーエバー 寺井奈緒美

大人になったら、自動的にちゃんとした人間になるもんだと思っていた。 だけど、実際はどうだ…

ぽん子
6か月前
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三行読書感想文 エッセイストのように生きる 松浦弥太郎

タイトルに惹かれて購入。 まだ半分くらいしか読んでないんだけど、noteを書くヒントになりそ…

ぽん子
6か月前
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読書感想 雨とポプラレター

謝っても許してもらえないこと、ありますよね。 許すかどうかは相手が決めることですが、やっ…

ぽん子
7か月前
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三行読書感想文

三行日記ならぬ、三行感想文。 本を読むのは好きなんだけど、感想書くのってすごく苦手。 「…

ぽん子
9か月前
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町(と私が少しだけ踏んだ町)

ライブを観るために、初めて神戸に行った。 東から西へ半日かけた大移動である。 旅のお供に…

ぽん子
10か月前
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皿を割り星を刺青する

「小さな詩の本」を買った。 小さい頃は、学校の図書館で詩集を借りて読んでいたけど、大人に…

ぽん子
10か月前
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電話がなっている

忘れられない一冊って、あるだろうか。 私はある。初めてその物語を読んだのは、小学校の中学年くらいの頃だと記憶している。 「誰かを好きになった日に読む本」という、可愛らしいタイトルのアンソロジーの中の一編だった。 その一文で、物語が始まる。 主人公は、15歳の男の子。名前は最後まで出てこない。 主人公の「僕」は、三日間続くテストを終えたばかり。この世界では、15歳の時に受けるテストの結果で、将来が決められてしまう。 僕には恋人がいて、彼女と二人で幸福な生活を送ることを夢みて