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宇多田ヒカルは悲しい曲が多い
最近、宇多田ヒカルのアルバムをApple Musicで少しづつ聴きなおしている。
これまで購入したアルバムは、1st「Fist Love」、6th「Fantôme」で、少し前に8枚目の「BADモード」をレンタルした。
1stが出た時はテレビによく出演していて、どちらかというと明るくて面白いうえに、音楽の才能もあるというイメージを持っていた。歌詞は「Automatic」にあるように、どちらかというと大人っぽい言葉選びで、同世代ながらもなおさら次元の違う人物のように思われた。
そのようなイメージを持っていたのに、アルバムを数枚聴いたところでふとタイトルのようなことに気がついた。「BADモード」に関しては、タイトルがまさにそれだ。
それと、それまで顔のアップの写真を用いれられたアルバムジャケット写真が8枚目のこのアルバムでほぼ全身を写すように使用されているのも、寂しさを際立たせているように思われる。
最後に、1つだけ好きな曲のことについて書いておくと、「気分じゃないの (Not In The Mood)」がとても良い。
蝋燭が燃えるようなシンセの音から始まり、ドッドッタッ、ドッドッタッ、という、シンプルでしっかり芯がありながらも揺らぎを感じるドラムフレーズが始まった途端、心と体がゆっくり動かされる。
そして、サビの部分に聞こえるか聞こえないかわからない程のアコースティックギターのカッティング音がチャカチャカとなっており、その音がなんとも心をざわつかせる。アウトロに、再びずっと聴いていたくなるようなドラムフレーズが使われてこの曲が終わるが、イントロと違い、バスドラの位置がほんの少し異なっているのと、これもまたイントロと違い、スネアの音が少しトゲトゲしく感じるのも好きなところだ。
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