missyみっしー

育児と夫と星野源。そして2023年12月にカメラ購入。むずかしーい!と叫びながら楽しん…

missyみっしー

育児と夫と星野源。そして2023年12月にカメラ購入。むずかしーい!と叫びながら楽しんでます。自分が放った何かに、誰かが反応してくれることが喜び。スキ、フォロー、飛び上がるほど嬉しいです。二人の子供を育てながら、保育士資格を取りました。児童発達支援センターでの勤務経験あり。

最近の記事

はじめての短歌(8首)

** ワンオペの 孤独を掬う 鼻歌で オムツの息子 踊り舞い出す ** 長男が2歳になったばかりの2015年、次男が生まれた。 夫は仕事で多忙。私と子供達、3人での生活が始まった。 目の回る生活、孤独な日々。 そこから救い出し、掬い上げてくれたのが、 星野源さんの「SUN」という曲だ。 繰り返し繰り返し、 鼻歌で熱唱でMVで、 単調な生活を、歌い踊り舞い、乗り越えていた。 するとあるとき、 まだオムツを履いていてよちよちの長男が、 私の歌に合わせ手を叩き、嬉しそうに楽

    • 蹴り上げた先に

      キーパーが飛び出している。 油断している。 コンマ何秒の判断で、私はループシュートを選択した。 思っていたより軌道は低かったが、しかしそれは相手を欺くには充分な高さだった。 次の瞬間、ボールがゴールネットを撫でた。 ** 私がサッカーを始めたきっかけは、公園で転がってきたボールを思い切り蹴った瞬間に訪れた。 ボールの持ち主である年上のお兄さんが発した「すげぇ!!!」の一言。 その一言が頭の中でループした。 幼少期の私は、自分の感情をコントロールするのが苦手で

      • 「そんなのは仕事じゃないよね」と言われる仕事をしてます。

        私は現在37歳。 昭和の終わりに生まれ、ゆとり教育の直前を駆け抜けた世代。 私が思春期の頃、既にこう言われ始めていた。 「手に職をつけなさい」 幼少期に嗅いだ、うっすらとしたバブルの香りは遥か彼方。 育ってきたのは不景気で詰まり始めてた社会。 漠然と「稼がなくては生きていけない」という思いを抱え、 安定安全安心が正義だと思って過ごした。 仕事として地方公務員を選んだのは、 私にとってはとても自然な流れだった。 私はそのとき知らなかった。 仕事に安定安心安全なも

        • ラジオと私と無我夢中

          13歳のとき、17歳も年上の福山雅治さんを好きになった。 そして、土曜日の23時半から1時まで、ラジオを聴くようになった。 ラジオブースと、暗闇の私の部屋が繋がっているような不思議な感覚に包まれ、私はあっという間にラジオの虜になった。 当時のラジオは、ちょうど今のテレビがYouTubeにその座を奪われそうになっているように、完全に勢いをなくしていた。実際私の周りでラジオを聴いている人はいなかったし、番組枠の改編などで、試行錯誤が外からでも分かるくらい、焦りが見えていた。

        はじめての短歌(8首)