【ユンゲ・フライハイト紙】シュレスヴィヒ=ホルシュタイン: 海軍が緑の党に反撃: 私たちなしではキール週間は存在しない

2020年2月10日
キール発: 海軍が、キール週間のあいだに演習を開催しないでほしいというキールの緑の党の要請を拒絶した。「海軍部隊の会合と兵士の交流は、私にとってはキール週間の核となる要素である。それは伝統に基づいているのだ。海軍なしではキール週間そのものが存在しえない」、第一機動隊群の准将であるChristian Bockは、Kieler Nachrichtenに対してこう語っている。

中国もまた、この期間中にキールのフィヨルドに船舶を派遣していることを指摘している。それによって明らかなのは、このお祭りが兵士同士の接点として、どのような意味を持っているかである。

キールの緑の党は、それ以前にこの国民祭を、「脱軍隊化」することを要求していた。そうしてキール週間のあいだには、いかなる演習もするべきではないし、国防軍も人員募集を断念するべきであるというのである。緑の党はまた、当地のクリスティアン=アルプレヒト大学における安全保障会議とその場にある軍艦からも距離を取っている。

アメリカの艦隊が演習の指揮をする
キール海軍の報道官であるBastian Fischborn海軍中佐は、それに対してこう強調している。「キールはSailing Cityであるだけでなく、Marine Cityでもあるのだ」。それと同時に彼は、様々な意見について議論をするべきであり、それらの意見を排除するつもりはないことを表明している。

今年のキール週間は6月20日から28日のあいだに開催される。計画されている演習はNATOのうちでも最大のものである。オーガナイズ役となっているのは、アメリカの第二機動部隊である。NATO諸国に加えてまた、スウェーデンとフィンランドが招待されている。

https://jungefreiheit.de/politik/deutschland/2020/marine-kontert-gruenen-kritik-ohne-uns-gaebe-es-keine-kieler-woche/

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