2023年8月、パートナーCFO養成塾Day3開催しました
パートナーCFO養成塾第6期Day3を東京リアルクラス2023/8/26、オンラインクラス2023/8/24に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day3の概要
【P-CFO養成塾第6期 Day3】
日時:東京リアルクラス 2023/8/26 1330-1700
オンラインクラス 2023/8/24 1830-2200
内容:Day3「パートナーCFO足りえるスキルを知る」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day3の講義内容
Day3は「パートナーCFO足りえるスキルを知る」。
パートナーCFOと認められるには、パートナーCFOの業務知識のみならず、足りえるスキルが必要です。Day3では、パートナーCFO足りえるスキルとして、クライアントである経営者とのディスカッションのスキル、特にコーチングとファシリテーションを学びます。
事前動画で経営者とのディスカッションで必要なスキルの全体像や活用場面のイメージをインプットし、当日の講義ではワークショップを通してコーチングスキルなどを実際に体験し身につけていきます。
■Day3事前動画「9 経営者とのディスカッションスキル」
経営者とのディスカッション場面で良く聞く「コンサルティング、コーチング、ディスカッションパートナー」という言葉、これらはどう違うのでしょうか?
これら三者は別物でありつつ、実際の現場では混然一体として使うことが多いもの。そうした実態を踏まえて「何を目的とするか」「どの立場で向き合うか」を意識して使い分けられるよう、動画では違いが解説されてます。さらに、経営者へのコンサルティングに必要なスキルとマインドとして、「専門性」や「コミュニケーション力」を前提とした具体的な在り方や行動等も示されています。
さらに、動画にはP-CFOコンサルティングの流れやホワイドボードの使い方、コーチングのデモが収録されていて、経営者とのディスカッションイメージが膨らむよう構成されています。
■Day3当日の講義
講義当日は、前回の講義内容の振り返りと事前動画の内容の確認からスタート。
いずれもキーとなるスライドで振り返りをしていきます。特に事前動画については実践に向けて具体的な疑問や、特に気になっている明らかにすることで、各受講生がアンテナを立てた状態で講義が進みます。
講義の中で「経営者との面談で臆せずに接するためには、たとえアウェイな場であっても“ホーム”の場を創ることが重要。そして、今日学ぶ経営者とのディスカッションスキルが、その“ホーム”の場を創るヒントになるはず」と、活用場面や方向性について解説がありました。受講生からは「普段はコーチング・コンサルティングの違いなど意識していなかった。今回の講義で使い分けられるように、感度を高めたい」という意気込みの声がありました。
メインの講義では、前半は経営者コーチング(T-GROWモデル)、後半は幹部ミーティングのファシリテーションを中心に進みます。
講義前半は事前動画の内容「コンサルティング、コーチング、ディスカッションパートナー」の三者の違いをおさらいしつつ、2つのワークショップを行いました。まずは「コーチングスキル」のワークで、コーチングスキルの有効性を体感していただきます。続いて2つ目の「T-GROWモデル」を使ったコーチング体験ワークを行い、実際にコーチングをする側・される側を経験します。コーチングを実際に体験することで、自分自身の傾向や得意不得意を知るきっかけにもなります。
講義後半は営業会議のケースをもとにディスカッションを行いながら、ファシリテーションのプロセスやポイントを確認していきました。
さらに今回は復習としてコーチングのワークを設定。学んだスキルの腕を磨くべく、早速使う場面を持っていただきます。
受講生の声
受講生の振り返りでは、
「コンサルティング、コーチング、ディスカッションパートナーのそれぞれの役割を理解し、パートナーCFOとしては、真の“経営参謀”として、臨機応変に立場を変え、問い投げかけること、ディスカッションの相手となることが極めて大事であると感じた。
これまでコーチングを受けたことも実施したこともなかったため、今回の講義で体験して、その効果と実用性を理解した」
「コーチングについては、T-GROWのモデルでコーチングをする場合、Goalの解像度が低いと、話があちこちに行ってしまう。クライアントがGoalを具体的にイメージしてもらうまで質問を繰り返し、クライアントの中でGoalが明確になったことが確認できて、かつそれを自分が理解できている状態を作ってから、次のステップに進む必要があると感じた。
ファシリテーションについては、段取り八分の要素が非常に大きい。特に、何かを決める会議の場合は、事前の設計が重要だと感じている。参加者や議案だけでなく、組織の状況なども考慮する必要がある」
「コーチングは現職のメンバーとの査定などのフィードバック会議などでも使えそう。また、P-CFOとして受注したクライアントだけでなく、今後の見込み客に対しても試しセッションで実施したい。ワクワクしたゴールを引き出し、それに向けて全力でサポートする伴走役になれそうな気がします」
「相手と会話をする上で、現状とゴールを意識して、コンサルティング、ディスカッション、コーチングと立ち位置を変えつつ、思い描いたゴールへと導くものにしていきたいと思います」
といった感想や決意が寄せられました。
Day3までの成果報告
また、Day3の講義中に、「P-CFOとしての案件を獲得できた!」という実践報告が複数寄せられました。その一部をご紹介します。Day1~2で扱ってきた内容を活かすことで、さっそく成果につなげたそうです。
Aさん「もともと数万円の顧問先から、P-CFO的な関わりを上乗せいただくことに。1先で顧問料が20万円超になりました」
Bさん「Da1Day2までのネタで月額50万円15万円のCFO案件を受注。さらに既存クライアントに経営合宿ファシリテートの提案をしたら、別料金で決まりました」
元々関係性が出来ていた先に対して、「P-CFO経営クイック診断」などをどのように使ったか、などクライアント獲得までの道のりや具体的な支援内容、契約金額など具体的に共有いただく場面がありました。
また、地方在住の方からの実践報告もあり、全国各地でP-CFOのニーズがあることが伺えました。
P-CFOとしての挑戦はそれぞれのペースですが、養成塾開始早々にクライアント獲得につなげる方が例年複数名いらっしゃいます。こうした実践のリアルタイムな報告は、他の受講生にとっても刺激あるものになったかと思います。
さいごに
さて、次回Day4は本編その3「パートナーCFOの知識・スキルを知る ②PLCF改善④資金調達」となります。
2本立ててボリューミーですが、P-CFOとしては肝となる内容です。どうぞお楽しみに!
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