1回戦ジャッジによる作品評 山田郁斗
BFC ジャッジ 総評
山田郁斗
作品ごとに「その作品があろうとした姿」を探し出し、その姿にどこまで近づくことができていたのかを一番の争点にしようと思いながら読みました。その作品にもっとも適した文章、適した長さ、適した題材に適したエピソードが選び取られているものを選ぼうとしました。
しかしそれではあまりにも評価軸に掴みどころがないと思ったので、三つの観点から作品を読むようにもしました。文芸というのは要するに「何をどう書くか」だと思うので本当に必要な評価軸は「文章」と「テ