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ブンゲイファイトクラブ2

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BFC2メインページ 勝者決定

BFCとはなにか BFCオープンマイク BFC1 ------------------------------------------------------------ ブンゲイファイトクラブ第2回の勝者は 以下のファイターに決定いたしました。 蜂本みさ 2位は白川小六、決勝ジャッジは竹中朖でした。 ------------------------------------------------------------ 勝者を讃えよ 竹中 朖  叙情や感傷と

BFC2 1回戦Aグループ

竹花一乃 阿部2 十波一 峯岸可弥 笛宮ヱリ子 「青紙」  竹花一乃 「浅田と下田」  阿部2 「新しい生活」 十波一 「兄を守る」  峯岸可弥 「孵るの子」  笛宮ヱリ子 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ BFCオープンマイク BFC1メインペ

BFC2 1回戦Bグループ

仲原佳 六〇五 首都大学留一 馳平啓樹 乗金顕斗 「今すぐ食べられたい」  仲原佳 「液体金属の背景 Chapter1」  六〇五 「えっちゃんの言う通り」  首都大学留一 「靴下とコスモス」  馳平啓樹 「カナメくんは死ぬ」  乗金顕斗 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ

BFC2 1回戦Cグループ

和泉眞弓 北野勇作 今村空車 倉数茂 小林かをる 「おつきみ」  和泉眞弓 「神様」  北野勇作 「空華の日」  今村空車 「叫び声」  倉数茂 「聡子の帰国」  小林かをる BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ BFCオープンマイク BFC1メインペ

BFC2 1回戦Dグループ

樋口恭介 原口陽一 飯野文彦 蜂本みさ 短歌よむ千住 「字虫」  樋口恭介 「世界で最後の公衆電話」  原口陽一 「蕎麦屋で」  飯野文彦 「タイピング、タイピング」  蜂本みさ 「元弊社、花筏かな?」  短歌よむ千住 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインペー

BFC2 1回戦Eグループ

大田陵史 東風 白川小六 猫森夏希 谷脇 栗太 「いろんなて」  大田陵史 「地球最後の日にだって僕らは謎を解いている」 東風 「地層」  白川小六 「ヨーソロー」  猫森夏希 「虹のむこうに」  谷脇栗太 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ BFCオ

BFC2 1回戦Fグループ

由々平秕 今井みどり こい瀬 伊音 一色胴元 渋皮ヨロイ 「馬に似た愛」  由々平秕 「どうぞ好きなだけ」  今井みどり 「人魚姫の耳」  こい瀬 伊音 「ボウイシュ」 一色胴元 「墓標」  渋皮ヨロイ BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ BFCオープ

BFC2 1回戦Gグループ

なかむら あゆみ 如実 岸波龍 冬乃くじ 奈良原生織 「ミッション」  なかむら あゆみ 「メイク・ビリーヴ」  如実 「茶畑と絵画」  岸波龍 「ある書物が死ぬときに語ること」  冬乃くじ 「Echo」  奈良原生織 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ

BFC2 1回戦Hグループ

佐々木倫 久永実木彦 蕪木Q平 海乃 凧 吉美駿一郎 「量産型魔法少女」 佐々木倫 「PADS」  久永実木彦 「voice(s)」  蕪木Q平 「ワイルドピッチ」  海乃 凧 「盗まれた碑文」  吉美駿一郎 BFC2 1回戦Aグループ BFC2 1回戦Bグループ BFC2 1回戦Cグループ BFC2 1回戦Dグループ BFC2 1回戦Eグループ BFC2 1回戦Fグループ BFC2 1回戦Gグループ BFC2 1回戦Hグループ BFC2メインページ

1回戦ジャッジによる作品評 山田郁斗

BFC ジャッジ 総評  山田郁斗 作品ごとに「その作品があろうとした姿」を探し出し、その姿にどこまで近づくことができていたのかを一番の争点にしようと思いながら読みました。その作品にもっとも適した文章、適した長さ、適した題材に適したエピソードが選び取られているものを選ぼうとしました。 しかしそれではあまりにも評価軸に掴みどころがないと思ったので、三つの観点から作品を読むようにもしました。文芸というのは要するに「何をどう書くか」だと思うので本当に必要な評価軸は「文章」と「テ

1回戦ジャッジによる作品評 竜胆いふ

BFC2ジャッジ評  竜胆いふ 【序】 正直に申し上げると、わたしは優劣を付けるのが苦手です。各物語を正当に評価できているのかも自信がありません。それでもわたしはわたしなりの評価をします。批評というものは、物語のなかから作者の思惑を探るだけでなく、彼/彼女自身の無意識下に眠る思考を、あるいは思いもしなかったこと、つまり書き手も知らぬ物語の生存戦力を読み取り、他者へと語り継ぐものであるからです。もしかしたら、作者の皆様にとっては見当はずれなことが書いてあるかもしれません。それ

1回戦ジャッジによる作品評 遠野よあけ

おもしろさとなぐりあいを求めて 遠野よあけ ■ジャッジ評序文  ぼくが一回戦のジャッジを行うために設定した評価基準はふたつです。 「おもしろさ」と「なぐりあい」です。  そして公平なジャッジはあまり考えずに評を書きました。理由は、そもそもこの公平というやつは、人間には不可能だと思うからです。不可能なことは目指さないほうが健康に良い。もし本当に公平なるものがあるとすれば、それは冷たい物理法則でしかないとぼくは思います。だから、ぼくという人間がジャッジをしているという偶然性や

1回戦ジャッジによる作品評 竹中 朖

ジャッジにあたって 竹中 朖 私は批評を生業とする者でもなく、批評言語を内在させてものを見ているわけでもありませんが、長年に亘って文章を書く人と並走する仕事を出版の現場で続けてきました。 文章とは人格そのものでもありますから、ときにこの並走作業(片々たるものであっても)は深刻な対立や、人間関係の抗いがたい陥穽へ落ち込む事態をも惹起します。むしろそれを前提になにものかを生産する稼業であるという覚悟めいたものを持って、他人の生産する文章と対峙する日々を過ごしています。いや、これ

1回戦ジャッジによる作品評 大江信

陳腐な言葉で愛を君に 大江信 <1> 「私の宗教は、私たちのか弱い貧弱な頭で見てとることができるほんの細部にあらわれる無限の優越した精神に謙虚に感嘆するというものです。感情に深く根ざしたそうした確信、理解を超えた宇宙に示される優越した論理的な力が存在するという確信が、私の神の概念をなしている」アルベルト・アインシュタイン 「語り得ないことについては、沈黙しなければならない」ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン 「わたしはきみにこの話についてのいろいろな見解を教えているだ