『会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE』ほぼリアルタイム感想

こんにちは、稲見晶です。
6/20に行われ、現在はアーカイブ配信中の平沢進+会人によるライブ、
『会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE』の感想を、見たままの勢いでひたすら書いていきます。

一度チケットを購入すれば 6/26 (金) 23:59まで何度でも視聴できます。(チケット購入は同日 22:00まで)
興味のある方はぜひ。

それでははじめます。
ちなみにこれを書くとき、私は2度目の視聴です。

開場〜開演まで、23分ほどの間。
ちゃんと環境が整っているのか不安を覚えつつ待っていると、ふっと画面が切り替わります。

風のような音がして、なんだか中央に青いものが……。
じわじわ、じわじわ四角い何かが現れてきます。
この信号みたいな音好きです。
ハンドルのないセグウェイみたいなのに直立不動で乗る会人さん登場。
レーザーハープ! 不思議なレバーの楽器! 平沢ですね!
テスラコイルを見るとなんだか安心します。平沢!
師匠もセグウェイみたいのに乗って歌いながら登場。
直立不動です。シュール。笑っていいんでしょうか、これ。
じわじわくるのと声が素敵なのとで頭が早速忙しいです。
現地だと笑っていいのかどうかモヤモヤしますが、リモート視聴なら笑っても大丈夫です。
平沢、なかなかセグウェイから降りません。
この舞台のいちばんいいところから平沢を全身見つづけられるのはこのライブならではかもしれません。

このコンサートのシンボルのぐるぐる、トゲトゲかと思っていましたがアンモナイトにも見えてきました。

世界タービン! あの流れで!
あのパッドも素敵です。
ちょっと伴奏に比べて歌が弱いような……? 無観客で演奏音が吸収されないためか、師匠もちょっと感覚がつかみにくいのでしょうか。
ギターパフォーマンスきました! すごい動きます! 師匠!
そしてちょっと髪が伸びているような。
レーザーハープの奏で方が優雅です……。
眼鏡もよいです。全力で歌っているのが素敵。
スタンドも格好いいですね。Halyconを思い出します。

ちょっとタービン戻ってきました!
この出囃子というか、繋ぎも格好いいんですよね。

地声で歌ってます。すこし力んでいるような歌い方?
でもやっぱり高音綺麗です。
レーザーハープを弾く掌を見つめる師匠。
こっそり腕時計を発見しました。

突然の客席ワープ! 無観客を楽しんでいらっしゃいます。
会人さんたちも。……既視感があると思ったらあれですね、映画泥棒。
会人さんの手首好きです。スーツ、シャツ、素肌。
とてもよく動きます。手袋もしてくれるといいなと思いますが、タッチパネルが反応しづらいでしょうか。

この低音好きです……。
今まで聴いたRIDE THE BLUE LIMBOのなかでもいちばんかもしれません。
ライブでCD超えてくるの一体なんなんでしょう。
頭の奥がじわ……っと溶けるような。
「RIDE」の巻き舌もいい、と思っていたら今度はこの高音です。
改めて音域の広さを思い知ります。
低音を待ち望むと、その期待を全く裏切らずに響かせてくれる師匠、好きです。
「RIDE THE BLUE LIMBO」連呼のところはいつもよりちょっとテンポが速めな気がします。

SOLID AIRかと思ったら狙撃手でした。出だしの青い光線、格好いいですね……!
エレキチェロもスタイリッシュで格好いいです。
DDT! DDT! 伸びる高音!
ところどころ音の拾い方が弱いというか、エコーが少なめのかも……というタイミングがありますが、DDT の伸びはさすがです。
今ちょっとVirtual rabbitっぽいフレーズが入った気がします。
白髪や眼鏡など、お年を感じさせる要素を身につけ、ご自身も実際に60代でいらっしゃるにもかかわらず、師匠に関しては「歳をとった」という気が全くしないのですよね……。
どちらかというとフォルムチェンジみたいな。髪を染めたり眼鏡をコンタクトに替えたりするのと同じ感覚です。

Σ星のシダ! 背景もシダのような、電子回路のような。
会人さんが楽しそうで可愛いです。
この師匠が空間を従えているカメラワーク、好きです。
観客席が無人なだけに、我ら馬の骨に向けて発信してくださっているような気分が強く感じられます。

そしてAdios。ちょっと新しめのところきました。
「罵詈喝采」からのフレーズ、レーザーハープを奏でるタイミングでつい手を動かしてしまいます。すっかり体に染みつきました。
また観客席にワープしてます。
「雨、雨」、この力強い歌い方もいいですね。CDのちょっと儚げなところももちろん好きです。
これ終わるとAvatar Alone につなげてほしくなります。

赤い人出てきました!
え、師匠御自ら舞台装置を引っ張って片付けていくスタイル。
ちょっと「一仕事終えたー」みたいな雰囲気出して再登場しないでください。
また会人さんたちと仮面の赤いスーツの人とお片付けタイム。
Caravanの伸びやかさ。
これは、噂の360°カメラでしょうか。掲げもつ様子が尊いです。
師匠御自ら録音機材を持って歩き回っていくスタイル。
楽しそう、動きが美しいです……。指先までしなやかなんです。
会人さんのチェロにちょっかいを出す師匠がすごく可愛いですね。
乗馬用の一本鞭とかも似合いそうです、師匠。
普段のライブだったらこんなところまで下りてきてくれません!
なんでこんなにカメラ振り回して歩きながらこの声が出るんでしょう。
ヴァイオリンを奏でる会人さんにフェンシングごっこを仕掛ける師匠。可愛いです。
定位置に戻ってきました。高く掲げるカメラが聖火を彷彿とさせます。
音楽に合わせて頭上でゆっくりとヘリコプターのように振り回します。
今、なんだか若い頃のヒラサワが一瞬見えました。
ふと思ったのですが、これ自撮り棒のイメージじゃありませんよね。
身のこなしが優雅でずっと見ていたいです。

ピアノ。ピアノ……ですよね?
平沢のライブの場合、こういうわかりやすい真っ当な楽器が出てくると逆に戸惑います。
でも好きな雰囲気です。

ギター出てきました。f孔が空いていないのでちょっとぽやっとした不思議な見た目です。
会人さんが影での出演なの、お洒落で痺れます。
ウィスパーボイスいいですね。穏やかなのにどこか異のモノを感じさせます。
DUNEの伸びに思わず鳥肌が立ちます。ぞくっと。

電子的ポコポコ音。引き続き会人さんはシルエットです。
なんだか可愛い印象です。そこから水辺を思わせるような調べ。
水底に降り注ぐようなライティングが綺麗です。
すっと暗くなるの、どきっとします。祈るように聴きたくなります。
こんなに電子音満載なのに原初の自然を思わせるのは一体どうしたことなんでしょう。
カメラが引いて、今更ながらにホールと舞台の広さを実感しました。

ちょっと不穏なコーラス。ベルセルク? さっきのピアノといい、今回のライブは繋ぎがクラシカルな雰囲気を持っています。
そこから民俗調のリズム! 
空間を真一文字に横切るレーザーを二人の会人さんたちが絶ちます。
叙事詩のように語り、神託のように天と繋がる歌声。
レーザーハープに手をかざす仕草も秘術のようです。

沈黙に耳がしんとする感じ。

会人さんが交代でレーザーをびよんとしています。
びよーん「うわあ! ほらお前も」びよーん「うわあ!」みたいな感じです。
可愛い。レーザーの光自体もびよんとしました。
この可愛さでパレードにきますか!
会人さんとレーザーはびよんびよんしています。
背景の砂嵐のようなモザイクのような、いかにもディストピアでいいですね。
師匠も目に焼き付けたいのですが、やっぱりついつい会人さんのびよんを見つめてしまいます。
師匠だけをカメラに収めているときにもレーザーのびよんは映るんです!
パレードの不穏さと相まってレーザーのびよんが境界のような……。
境界を揺らす存在、会人……。
レーザーでスパッと画面が二分されるのも格好いいですね。
ため込んできたものをサビで一気に噴出させるの、何度聴いてもよいです。
曲の終盤になっても、ちょっとおっかなびっくりしながらびよんさせている会人さん、可愛いです。

そしてこの、この雰囲気を継いだままの庭師king!
あ、会人さんたちがまたハンドルのないセグウェイに乗っています。
マイクが平沢の声を出し惜しみしています。気持ちはわかりますが、もっと聞かせてください!
へーいやいーがきれいです。
Solar layとはまた違ったアグレッシブな庭師kingです。
イヤホンに手を当てながら色々調整しているっぽい師匠。
オリジナルが広々とした草原なら、今回は機械文明の地下の隠された王のような。

Wi-SiWi、ちょっと音を取りにくそうにしています。がんばれ!
2番で早くもすっきりと音が抜けました! この高音待ってました!
踏み締めるようなずっしりとした歌いかた。
いや、この低音の響き方もかなり好きです。
会人さんのパフォーマンスも決まっていて格好いいですね。
そしてこれも「回路on 回路off」に繋げたくなります。

夢の島思念公園! え、このひたすらまっすぐ力強く最初のフレーズを歌うスタイル、ものすごくよいです。ずっと聴いていたいです。
やっぱり今回の平沢、低音がすばらしいですね。

レーザーハープに目をやるタイミング、「ハッハッハー」に合わせたのでしょうか。
慈しむようにも感じられ。
私、ゴールデンウィークに「妄想代理人」一気見したんです……!
パッと止める手捌きも決まってます。

間髪入れずに救済の技法。
ヒラサワのヒラサワらしさを存分に味わえます。
あー、ここで振り入れたいです! 一人でやりますが!
高音がきれいすぎてもう、もう……。
こんなふうに歌えたら気持ちいいことこの上ないでしょうね……。

モールス信号のような「ピ ポポ」の音と光。うっすらさっきの赤いスーツの仮面の人が見えます。
そしてうなるテスラコイル。
QUITのセリフが木訥に現れます。
この曲のレーザーハープの奏で方は「制御している」感じが強めです。
温かいような無機質なようなシロフォンが印象的です。
「私 は 夢 見る マシン です」で加わりたくなってしまいますね!
師匠と会人さんたちはどういうタイミングで観客席に登場するんでしょうか。
会人さん、ノリノリで可愛いです。
ラスト、いかにも怪しげでマッドな感じ!
照明が落ちる中、テスラコイルと背景の白い柱だけが。
音楽が終わるとともにブツッと暗闇に。そうでないと!

そして、そして。
SNSで話題のチェーンソー登場です。
なんでそれに現象の花の秘密を合わせるんですか!
いや、むしろなんで現象の花の秘密にチェーンソーを持ち出すんですか!
なんでしょう、御自ら
チェーンソーのヴイーン、ヴイーン、が絶妙に曲とマッチしているのもまたなんとも。
ちょっとテントを踏んでいて足元危ないのでお気をつけください師匠。
チェーンソー片手に歌う師匠。
「しょうがない、サビだからステージ出るか」みたいな雰囲気醸し出さないでください師匠。

師匠が好き勝手に切り裂いたテントを引きちぎっていく会人さんたち。
チェーンソー回しながらこの歌声が出るって、師匠の体幹どうなってらっしゃるんですか。
師匠、テントの舞台側の布がビリビリになったからって嬉々として後ろの方を引き裂きに行かないでください。いちばん前にいないといけない人です。
そして師匠もチェーンソーを置いて直に布を引きちぎり始めました。
ちょっと大きめの布に手をつけて引っ張ってみた後、「……」と細い布の方に移るの、かわいすぎます。

そして懐かしきライブ後の歓声……。
こんな、こんなにファンサしてくれる師匠初めて見ました。
いつも「アンコールはない。帰れ」とか言われるのに。
客席まで下りて手を振りながら通路を歩いて退場だなんて……。

ということで、『会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE』は(ビリビリになった)幕を閉じました。
チェーンソーが代名詞のように語られる本公演ですが、上述したようにほかにも見所はありすぎるくらいあります。忙しいです。
もちろん聴きどころも目白押しです。

6/26(金) までなら、チケット購入も視聴も間に合います。
興味を持たれた方はぜひ。

https://susumuhirasawa.com/information/archives/1284

とは言うものの、この記事をここまで読んでくださった方はおそらくGHOST VENUE 視聴済みではないかという気がしてなりません。

引き続き、お互いよい馬の骨ライフを送りましょう。

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