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ローグライトの魅力

僕がよく遊ぶゲームジャンルに、ローグライトというのがあります。最近はFPSをやる機会が減ったのもあって、こればっかり遊んでいます。ところが、周りの人に僕の性癖がいまいち理解されていなくて、ドット絵のゲームが好きなんでしょ、とか、死にまくる鬼畜ゲーが好きなんでしょ、と思われることが多いです。ということで、この記事ではローグライトの魅力について語りたいと思います。

まず、ローグライトというのは簡単に言うと、死んだらはじめからやり直しで、敵やステージが遊ぶたびに変化する、要素をもつゲームのジャンルです。ゲームシステムについては、古典的なものだと不思議のダンジョンシリーズの様にターン制でダンジョンを踏破していくスタイルですが、最近はいろいろあって、Dead Cellsのような2Dアクションゲーム型から、Slay the Spireのようなカードデッキ構築型といった風変わりなものまであります。

そのため実際は、サブジャンルとして何かのジャンルと融合することが多く、それらの組み合わせによってゲーム性が変化します。ユニークなゲームがたくさんあるのが、ローグライトの醍醐味でもあると思います。

例えば、ローグライト+カードゲームのSlay the Spire(名作)が面白かったので、

Slay the Spireに更にアクション要素を足しちゃった ONE STEP FROM EDEN(面白い)が作られたりします。

インディーゲーム市場のスピード感も相まって、意欲的でバラエティに富んだゲームが次々にリリースされ、その中からいくつかの名作が生まれる。これが、ローグライトというジャンルの魅力です。


それから、ローグライトの魅力は、死んだらはじめからやり直しという要素でもあります。というのも、このジャンルのゲームには、永久的なレベルというのは存在しないことが多く、基本的にローグライトにおける経験値は、プレイヤーに蓄積されていく知識になります。

この経験値とプレイヤー自身のレベルアップで、昨日クリアできなかったものが、今日クリアできるようになった、という体験が楽しいのです。経験値というのは、ひらめきや気付き、失敗の分析による試行錯誤から得られるもので、こういった、未知に挑んで知識を蓄積していくという体験は、他では味わえない楽しさだと思います。

この体験のために、ローグライトは何回も遊ぶことが前提になっているんですが、良く出来たゲームというのはこのループが飽きないようになっています。新しい要素に気付けるように設計してあったり、ランダム生成による盤面の変化だったり、プレイスタイルの多様性に富んでいたり。だから、ローグライトは敵やステージが遊ぶたびに変化するのです。楽しみながら、自身の成長を実感できる、それがローグライトを繰り返し遊んでしまう理由です。


惑星に名前を付けるのも、新たな元素を発見するのも、開拓されつくした現代ではほぼ不可能ですが、せめてゲームの中では、最強ビルドという世紀の大発見をした気になりたいのです。

P.S. Noitaというゲームが、知識の蓄積という点で、マジでおもしろいです。ちょっと難しいけど、おすすめ。


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