Noita
Noita、それは麻雀的ゲーム...
Noita、それはMinecraft的コミュニティを持つゲーム...
Noita、それはあまりにも硬派でGame of the Yearになれなかったゲーム...
知らない人へ:Noitaとは
Noita(ノイタ)はSteamで2000円の魔法アクションローグライトゲームである。マジにムズいが、マジに面白い。それでいてマジにユニークでマジに奥深い。ずっと遊べる。
どんなゲーム?
ランダム生成されたダンジョンを降りて、最下層にいるボスを倒すゲーム。死んだらやり直し、引き継ぎ要素はほぼゼロの硬派なローグライト。ベースは2Dローグライトの伝道師のDead Cells。だが、後述するユニークな要素によって他のローグライトとは全く異なるゲーム性に仕上がっている。
ピクセルシミュレーション
ピクセルシミュレート、すなわち1ドット単位で気体、液体、個体、魔法が60fpsで変化していく。あらゆる素材が用意されていて、それはもう何でも出来る。とにかくインタラクティブで、Noita世界の物理法則について詳しくなるほど世界は味方になっていく。ビジュアル面も優れていて、ド派手に変化するピクセルアートは見ていて飽きない。
だが、これはオモテのセールスポイントである。蓋を開ければ、ピクセルシミュレーションなどおまけに過ぎないことが分かる。
最強の魔法使いになるには
Noitaの奥深さはピクセルシミュレーションよりも、「魔法」にある。プレイヤーは「杖」の中に、「呪文」を組み替えて攻撃を行うのだが、自由度がとにかく高い。シナジーが大量にあるのははもちろん、呪文の順番ですら少し変えただけで性能が大幅に変わることもある。杖にも様々なステータスがあり、それぞれにメリット・デメリットが存在する。うまく組み合わせれば打っているだけで画面外の敵が勝手に死んでいくような杖も作ることが出来る。
真の姿
遊ぶたびに知見が蓄積され、手札が増えてくるとNoitaは別の側面を見せる。死ぬ度に積み重なった知識はやがて「役」となり、Noitaは麻雀になる。限られたインベントリに保管した呪文と道中で拾った呪文のツモで、取捨選択を行いながら、如何に強いシナジーを持つ杖を作れるかのゲームに変化する。そんなの運ゲーだって?わかります、でも137連勝している人が実際にいるので…
コミュニティ
死にまくって飽きたら上手い人の配信くらいなら見てもいいと思う。見ててもよく分からないだろうし、分かったとしても知らなかった役が一つ増えるだけなので。この辺は対人ゲームに近いかもしれない。
配信では、未だに新戦法が発見されていたり、リスナー同士でも知見の共有が行われていてとても楽しい。ニコニコに動画を投稿してたり、日本人がRTAではなく連勝数で盛り上がっていたり、個人的には一昔前のMinecraftコミュニティ(特にエンドラRTA界隈)を思い出す。
↑だーさん、Normal・Nightmare共に連勝数一位の記録を持つ。おもろい。
神ゲーか?
チュートリアルもないし、ボスがどこにいるかすら分からない。すぐ死ぬ。永久強化要素が無い。こんなゲームそりゃおすすめして買わせても誰もやってくれるわけないわ。すぐ死ぬし。
クソゲーです😄
クソほど硬派、誰がやるんだこのゲームって感じ。こんなに革新的なゲームなのに、GotY取れないのはどう考えても難易度とユーザビリティのせいです、本当にありがとうございました。
おわり
(´-`).。oO(この後Nightmare1戦だけやろ)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?