肌の役割とは?
肌の役割1 バリア機能
外敵や刺激をブロックし、潤いを逃さない
肌は外気と体が接している境界線であり、
その第一の役割がバリア機能です。
バリア機能とは、体内に異物が入るのをプロ
ックする働きのこと。
細菌やウイルスなどの侵入を阻止して感
染や病気を予防し、紫外線によって細胞のDNAが
ダメージを受けるのを防ぎます。
このバリア機能の最たるものがもっとも外側にある表皮。
約0.2mmと、とても薄く、 ラップのように全身を覆って
外気から体を守っています。
表皮の中でも一番上にある角層は、
角質細胞といわれる、ウロコのような細
胞がみっちりと並び、 物理的に外的刺激を遮断。
さらに角質細胞の隙間を、セラミドやコラー
ゲンなどの細胞間脂質が埋め、微生物やアレルゲン
が入り込む隙を与えません。
また、水分が体の外へ逃げないようにするのも
バリア機能の役割。
角層にあって水分をキープするNMF(天然保湿因子) や皮
脂や汗で構成される皮脂膜も、バリア機能を担っています。