自己肯定感について

お久しぶりです。

過去にちょっとだけ書いていたことについて、付随して書こうと思ったので書きます。

ここにも書いたように高く保っていた自己肯定感が崩れた時、大きなダメージがある。その理由としては①落差、②「出来る」と言っていたことによって周りが助けてくれない、③失敗を深刻に捉えていない間により酷くなっている、の3つが主に考えられる。

特に②に関しては、私は悪趣味なことに「自分の能力を過信している人間が能力の無さを露呈する場面」が好きなのである。

私は受験期に自習室目的でのみ通っていた塾で、「夏期講習に行って高みを目指す人達と一緒の授業を受けないか」と言われ、受けに行ってみた事がありました。事前に問題が渡され、解いてくるようにと言われていましたが、授業10分前に全くやってない事に気付き、全問を慌てて解くことにしました。その時、私の前では「能力的に東大理IIIを目指す」と言い張っている生徒が「単語帳は鉄壁くらいじゃないとダメだ」とか色々先生と話してました。これは(ある意味)面白い奴かもしれないと思いながら解いてました。
授業が始まり、生徒たちは順々に当てられて行っていました。私は授業のメモもしながら問題も急ピッチで解き進め、何とか解き終わったタイミングで「あと何人かで前の人、私の順に当てられる」という状況でした。
もちろん、前の人は余裕そうに振舞っていました。一方の私は「出来たけど手が疲れたなぁ」って思っていました笑。
しばらくすると前の人が当てられました。確か英文和訳か和文英訳の問題だったと思います。「あれ?事前に準備して自信満々でこれかいな笑」と思うようなよくわかんない文章を言ってました。先生からも「全然ダメ。これはこうで…」と、すごい簡単な事を説明されていて、一方の生徒はメモを取ることもなくといった感じでした。

「次、津島さん。小問○お願い!」
私が呼ばれました。その問題は授業が始まってからの時間で秒で解いた英文和訳の問題でした。私は何事も無かったかのように回答した。すると今まで誰のことも褒めていなかった先生が「完璧。ちゃんと準備してきたことがよくわかる、よく練られた訳だね。」さすがにこの流れで授業中に秒でやったとは言えず、「あー、はい、ありがとうございます」と言うしか無かった。
話は少しズレるが、英文和訳を超時短で作った方法は主語、動詞、その他のを合わせてそれっぽい文章を作っただけだ。英語の文法など気にしている暇は無い。わからない単語があってもそこは似た単語などから推測して、それっぽく書いておけばそれっぽくなる。そして文法通りの訳よりも自然な日本語ができ上がる。

※受験の時期だから言うが、本来はちゃんとした問題の回答にこういう解き方をしてはいけない。わからない単語の意味の推測は有用だと思うが、文章をちゃんと読んだりしてしっかり解くべきものです。

準備万端、自信満々の人が先生を不機嫌にさせるような答えをしている一方で、慌ててやった私が褒められている。これは私がニヤニヤするには充分でした。こういう悪趣味な人もいるのです。

ますます自己肯定感だけ高い人にはなりたくないと思ったのではないでしょうか笑

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