大人になるって変わること?

こんにちは。


今日久しぶりに「花束みたいな恋をした」という、みなさんご存知であろうあの大ヒット作を見返していました。

初めて私がこの作品を見たときは高校三年生の時で、当時いい感じだった男の子と一緒に観に行きました。

初めて観た時のこの映画の印象は正直あまりいいものではなくて、なんでこんなにもこれみよがしに固有名詞ばかり並べて、、と鼻につくなという印象でした。
結局一緒に観に行った男のことはうまくいかなかったことも相まってかいい映画だ。。というイメージを持っていませんでした。

ただあの時の私はあまり恋愛経験もないただの高校生。今の私は主人公たちの物語のスタートの時と同じ年齢の21歳。大学に入学し、あの時よりは恋愛経験も積んできたはず。そんな今見たらもしかしたら印象が変わるのかもしれないと思い見始めました。

なんだろう。結論から言うと、「大人になる」、そこでの過程や価値観の知れ違いだったのかなと思います。
自分自身、観ている途中、就活を頑張っている絹ちゃんに対して呑気にしている麦くんにイラつきを覚えたし、麦くんが就活を始めると言って微妙そうな顔をする絹ちゃんにもイラつきを覚えた。
自分は割と就活は頑張っている方だったからだろう。生きていく上で必要になっていくものなのだ。しょうがないことだろうと。

そこである人が言っていた言葉を思い出したんです。

「大人になるって変わることだと思う。何かのために諦める、そうやって変わっていくことも含めて大人になるって言うことなんじゃないか」

こう言った内容だった。
就活をして現実と向き合う、学生気分から抜け出す、それはある意味では自分の好きなこと、やりたいことを諦めているように映るだろう。
それでもそうやって諦めてまた一つ変わっていくことこそ大人になると言うことなのではないかとも思いました。


これは個人的なことだけど、麦くんのような変わり方はしたくない。そう思いました。

私は就活はしているが、就職したあと、自分の今まで持っていた趣味なども忘れて、Youtubeのshortsしか見れないような社会人にはなりたくない。
大人になることは変わることではあると思うが、そこの自分にとってのアイデンティティのような部分は絶対に変わりたくないと思います。

だからこそ、就職先でただ仕事だけになるのではなく、ある程度自分らしさを保っていられる職に就きたい、そのために今頑張る時なのかなと改めて思いました。
自分らしさを保てる仕事とは何なのか、自分らしさって何なのか、そう言ったことを考えながら自分を大切にできる仕事をしていきたいなと思います。


恋愛面で違う見方ができるかなと思ってこの映画を見返したが、就職の方に目が入ってしまいました。
自分は今の恋人とこう言った離れ方はしないように相手への気遣いと、きっと相手が自分のことを好いてくれた部分であろう自分らしさを保って生きていきたい、そう思いました。

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