好きでいつづける

こんばんは。


今日は映画を見たんです。ずっと見たかったやつ。


「さかなのこ」


とても素敵な映画でした。”いい”映画とか、”面白い”映画とか、映画を褒める時に使う表現っていろいろあると思うんですけど、この映画は”素敵”って言葉がぴったりだなと思いました。


ストーリーはさかなクンのこれまでの人生を綴ったような映画で、ひたすら魚が好きなミー坊が、魚を愛し続け、色々な人と繋がってお仕事をしていくようなお話で。


まず、一つのものに対してあそこまで熱中して好きでいつづけることって素晴らしいことだなと思うと同時に、その純粋さを持ったまま成長したミー坊が羨ましかったです。

私は正直、今まで、これがどうしても好きなんだ!って言えるものがなくて、好きではあるけどきっとそこまでじゃないなみたいなものがいくつかあるような状態です。
なのでこんなにも一つのものに熱中できている状態ってとても素晴らしいなと思いました。

そしてミー坊の良さはあの純粋さにあると思います。

自分がなりたい、やりたい、だからやるんだ、好きだからやるんだというその気持ちを持つことを忘れてしまっていたなと気付かされました。

劇中、ミー坊の「おさかな博士になるんだ!」っていう言葉に対して、「いい大人がねぇ」と言って笑う人が出てくるんです。

今の私はきっといい大人が何言ってんだか、、と思ってしまう人間だなと気づいたし、そんな自分に少し失望しました。

いろんな人が言う”普通”に囚われすぎているなって。


ここでもう一つ、いいなと思ったポイントがミー坊の周りにいる人たちです。

特にお母さん。とても素敵な人だなと思いました。

多分ミー坊は”普通”とは違う部分を持っていたけど、お母さんやヒヨ、総長とか、ミー坊の周りにいる人たちはそんなミー坊を否定せず、変わり者だと軽視するわけでもなく、ミー坊をミー坊としてありのままを受け入れて、応援したり、支えたりしているのがとっても素敵だなって。


私もこんなふうに

「そんなんで食べていけると思ってるの?」

「世の中舐めすぎじゃない?」

「普通に就職しなよ」

みたいな言葉とはおさらばして、人の好きを純粋に受け入れて応援できるような人間でありたいなと思いました。

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