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ハードSFの書き方19「地震を止めたらどうなる」

荒唐無稽の話なのだが、自然災害でも人類に対してかなりのダメージをもたらす地震(それに伴う津波も)を人工的に止めることができたらどうなるのか、について考察したい。「どうなる」とは、地球環境がどうなるか、という意味。
どう止めるのか?まず、地震のメカニズムがわからなければ止めようがない。一般的にいわれているのはマントル対流やプレートテクトニクスだろう。話を絞り込むために2つのケースを考える。(1)マントルを冷却(2)地殻変動の抑止。これらはどうやっても止められないだろう。どうやって止めるのかはおいておいて、止めることができたとしたら地球にどんな影響がでるのだろうか、について考える。
マントルが冷え切ってしまい、固体状になり物質循環がなくなってしまう。放熱もない。氷河期みたいになるのか。大気の熱対流にも大きな影響があるだろう。
地殻変動がなくなってしまったら。大規模な地殻変動があれば、今まで水脈がなかったところに水が湧き出たりする。土壌自体も循環し、よい意味で混ざり合う。山が造成される。変動がなくなればそういったこともなくなるだろう。
人類にとって自然災害は災害なのだが、地球にとってみれば災害でもなんでもない。


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