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双子キャラ設定について(幼稚園WARSを例に)

アクションもの、バトルもの、のアニメなりマンガなり主人公がめちゃくちゃ強い設定のときがある。ずっと強いままだと、ピンチにならず、ストーリー的(ドラマ的)に盛り上がらない。なので、必ず強敵が現れる。または、主人公が最初は弱いが努力してどんどん強くなっていき、最初負けた相手に最後は勝つ、のような流れ。そんな普通のことを書いても面白くもなんともないのだが、以下、双子キャラ設定がよくみられる理由について考察したのでメモしておく。

例えば、幼稚園WARS(作:千葉侑生)というマンガがある。主人公は地球上で一番強い殺し屋的な設定だ(主観)。それを倒しにいくのが双子の姉弟の弟。たとえば、昔、ノルディック複合の選手に「荻原兄弟」という双子の選手がおり、大活躍していた。なんとなく、兄弟なんだから、双子なんだからどちらも強い(上手い)ことが自然におもえていた。また、箱根駅伝では、「設楽兄弟」も活躍した(今も活躍していますが)。つまり、そんなに強い人間が次々にでてきたら収拾がつかなくなる、ただし、それが双子ならばある意味「自然」ということでキャラ設定しやすいのではないだろうか。そして、双子には不思議な能力が備わっているという逸話がある。片方が、どこかケガしたら、もう一人のほうも同じ箇所にケガのあとのようなものが浮かんできたとか(ブラックジャックなど)。素数に関しては、自閉症の兄弟が莫大な数の素数を言い返す、という遊びができた、という話もある(出典がなにか忘れてしまった)。というわけで、双子キャラ設定はいろいろと有用な設定なのだはなかろうか。

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