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ちぐはぐな会話#17

解の存在

「方程式の解の公式って4次方程式までしかないんだって。」
「そうなんだ。」
「それって、いま住んでいる宇宙が時空間が4次元だからであって、例えば、5次元の宇宙があったら5次方程式の解ってあるのかな。」
「数学は宇宙共通言語だから、どの宇宙でもないものはないとおもうよ。」

人の存在

「お互いに、ある理由で会えない人がいたとして、毎年誕生日にはメールを出す、という状況を考えてみる。」
「それで。」
「生きているうちは自分で出しているが、万が一、死んでしまってもメールを送信できるように設定していたとする。メールの内容も時事問題、今年はコロナで大変だったけど元気だった?、みたいな内容はなく、XX歳の誕生日おめでとう、程度で年齢の計算は西暦から簡単に計算できる。」
「なんかだましているみたいだけど。」
「受け取っている側としては、メールがきているのは事実なのだから、相手は存在はしている、と無意識におもってしまう。しかし、実際には、この世にはもういなくて、実在はしていないことになる。方程式の解で例えるならば、実数解はないが(実在していない)、複素数解(虚数を含む数、イマジナリーナンバー)はある、ということじゃないかな。」

数の存在

「なあ、宇宙の始まりを物理というか数学で証明できたとする。」
「すでに説明できている、という説もあるようだけど。」
「なにもない虚空から始まったとして、そのとき物質も時間もないのかもしれないが、数学はすでに・・・存在していて、それが原理原則になって宇宙が始まったとしかおもえないのだが。」

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