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[2024/1/20]まだ犬を食べるの?韓国と同じく犬肉を禁止するのか?

こんにちは。ベトナム1200日目のOZAWAです。

韓国が犬肉の禁止法案を可決したことを受け、ベトナムにおける犬肉消費の未来に関する議論が再燃しています。ベトナムでは犬肉は伝統的な食文化の一部とされてきましたが、国内外からの圧力と動物愛護の観点から、その慣行に変化が求められています。


動画

https://youtu.be/z5nWRUEvvjs

現状の犬肉消費

A man purchases dogs from the outskirts of Hanoi and transports them to a slaughterhouse. Photo: Nam Tran / Tuoi Tre

ベトナムでは毎年約500万頭の犬が肉のために殺され、世界第2位の犬肉消費国となっています。犬肉として取引されているのは、ペットの盗難や路上にいる野良犬が捕獲されているという現状があります。

社会の変化と犬肉消費への見方

A dog meat restaurant in Hanoi. Photo: Nam Tran / Tuoi Tre

都市部で犬をペットとして飼う人が増え、犬肉の摂取に対する考え方が徐々に変化しています。国内外の動物活動家や保健規制当局、政府、グローバル化、市場開発の拡大の影響を受けて、犬肉消費をめぐる議論が激化しています。

法的な動きと市民の意識

ベトナム人の大多数が犬肉取引の禁止を望んでおり、88%が犬と猫の肉取引の禁止を支持しています。ダナン市から近い観光の街ホイアン市では、ベトナム初の犬肉のない地域を推進しています。ホイアン市からは、ホーチミン市やハノイ市といった大都市圏でも犬肉の消費を減らすよう呼びかけています。

犬肉消費に対する異なる見解

国立獣医学研究所の元副所長は、犬肉の摂取は促進されるべきでも禁止されるべきでもないと主張しています。多様性、多民族、多文化の社会では、全面的な禁止よりも、動物の人道的な扱いを保証し、食品衛生基準を維持する管理アプローチが求められています。

ベトナムにおける犬肉消費は、文化的な伝統と動物愛護の観点が交錯する複雑な問題です。

社会の変化と国際的な圧力の中で、ベトナムは犬肉消費に関する慣行を見直し、新たな方向性を模索しています。動物の福祉と公衆衛生を考慮した持続可能な解決策を見つけることが、今後のベトナム社会に求められています。

参照

https://tuoitrenews.vn/news/city-diary/20240115/skorea-bans-dog-meat-is-vietnam-next-in-line-for-change/77837.html

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