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[ベトナム950日目]ホーチミン市の税務に注意:2023年の税務変更と納税期限

ホーチミン税務局は2023年1月4日のFacebook投稿において、2023年の初期に行われるべき税務申告や納税についての注意喚起を行いました。

①付加価値税の減税終了

2023 年 1 月 1 日以降、法令通りの税率を適用する必要があります。

政令 15/2022/ND-CP に基づき、VATの減税は終了しました。

②インボイス記号番号

2023 年 1 月 1 日から、インボイスの年記号は「23」となり、インボイス番号は1番から発行されます(2022年の最後のインボイスからの連番ではないのでご注意ください)。

ベトナムにおける「インボイス記号番号(Invoice symbol and number)」は、請求書や領収書などの財務文書に付与される一意の識別番号です。この番号は、取引先や取引年度を示すために使用されます。

一般的に、インボイス記号番号は年度ごとにリセットされ、年度ごとに一意の記号と番号が割り当てられます。

例えば、2023年のインボイス記号番号は「23」となり、1番から始まります。

つまり、2023年の最初の請求書のインボイス記号番号は「23-1」となります。

インボイス記号番号は取引文書に記載され、取引の追跡と監査のために重要です。

また、納税や税務申告の際にも必要とされる場合があります。

なお、具体的な規則や要件は地域や業種によって異なる場合がありますので、詳細な情報を得るためにはベトナムの税務当局や専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。

③事業税(ライセンスフィー)

納付期限は2023年1月30日です。

2022年以前に設立された企業は以下の基準に基づき納付する必要があります。

  • 定款資本または投資資本が100億ドンを超える事業者: 3,000,000VND/年

  • 定款資本または投資資本が100億ドン以下の事業者: 2,000,000VND/年

  • 支店、駐在員事務所、営業拠点など:1,000,000VND/年

ベトナムにおける「事業税(ライセンスフィー)」は、企業が営業活動を行うために必要な事業許可やライセンスに対して支払われる税金です。

この税金は、企業が営業許可を取得する際に課せられるものであり、ベトナムの税法に基づいて徴収されます。

事業税の額は、企業の設立形態や業種、資本額などによって異なります。

ベトナムでは、定款資本または投資資本の額を基準にして事業税が計算されます。

具体的な事業税の金額や納付期限は、地域や業種によって異なる場合があります。

事業税の納付は通常年次で行われますが、支店や駐在員事務所などの特定の場所に関しては、別途の基準と税率が適用される場合があります。

事業税は、企業の営業活動において重要な要素となりますので、正確な情報を得るためにはベトナムの税務当局や専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。

④付加価値税・法人税申告納付

付加価値税と法人税の申告納付期限についてです。

  • (月次申告)2022年12月の付加価値税の申告期限:2023年1月27日

  • (四半期申告)2022年第4四半期の付加価値税の申告期限:2023年1月31日

  • 法人税仮納付期限:2022年第4四半期の法人税の納付期限:2023年1月30日

⑤法人税確定申告

2022年の法人税の確定申告の納付期限は2023年3月31日です。

上記の事業税(3番)、付加価値税申告納付および法人税仮納付(4番)の期限は2023 年旧正月休み直後となっています。

各企業は遅延を避けるため、旧正月休み前の2023 年 1 月 19 日までに申告・納税することが推奨されていました。

余談

先日、ホーチミン市から1番近い空港「タンソンニャット国際空港」のタクシー乗り入れの料金を増額するニュースがありました。

混雑緩和とのことですが、効果はニュースになっていません。

ハノイでは第2の空港建設が計画されていて、これも輸送のキャパシティーを増やす目的とのことです。

ただ建設計画地がハノイではなく、ハイフォン、ウンホア、ビンズオン、ハイズオンなどなど。

建設計画も2050年を見据えているそうで、2050年にはベトナムの人口って頭打ちになっているのではなかったっけ?と思っています。


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