おづともこ

保育士/日々感じたことを綴ります

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最近の記事

喧嘩をした

本当にくだらないことで、喧嘩をした。いや、喧嘩にもなっていないんだけれど、モヤモヤした。 愛犬の散歩が終わり足を洗った時に、お風呂を洗ってもらうよう頼んだ。 「お風呂洗って、栓しておいて」 そう頼んだ。 だから、あとはもうスイッチを入れるだけだと思いこみ、よく確認もせずにお湯はりをした。 その後のことは、ご想像の通りだろう。 夫は「何故確認しないんだ」となるし、 私は「頼んだじゃないか」となる。 更に、栓の部分に於いては「聞こえなかった」という くだらない。

    • 夢に見る

      自分が保育をしている場面 担任していたあの子たちの笑顔 一緒に働いていた仲間たち 夢に見る。それも頻繁に。 それもそうだ、私は後ろ髪を引かれるだけ引かれて退職した。結婚したからだ。夫の勤務地の関係で、通うのは難しかった。 引っ越し先で保育士の仕事を探そうと思っていたが、保護者たちからは少しゆっくりしたら?結婚式ぐらいまでは!そうが良いよ!と、アドバイスがあった。でも、絶対保育士続けてね、と。 最終出勤日には、園をあげてお別れ会をしてくれたし保護者らも仕事終わり集まって

      • 冬の朝

        冬はつとめて。 雪の降りたるはいふべきにもあらず。 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。 『枕草子』/清少納言 冬が好きだ。もっと言えば冬の朝が好きだ。 街がまだ起きていない早朝。 しんとした静寂のなか、ツンと張り詰める空気に頬がピリッとする。 息を吸い込むとその冷たさに身体中が目覚めて、そのまま吐いた息は白く出てきたと思えばすぐに消えていく

        • 幸せな時間

          AM7:00 あと数日で2020年が終わろうとする朝、まどろみの中で身じろぎする私を夫が私を抱き寄せた。 夫はねぼけている。いや、ねぼけるどころかほぼ無意識である。夫は朝がめっぽう弱い。無意識ながら力は強いので、身動きができない私は身を任せるしかない。 ああ、幸せだ 何故か涙が出てくる。その滴はそのまま胸に広がりじんわりとあたたかい気持ちで満たされる。 何でもないこんな朝は結婚して1年半、何度も過ぎてきた。私たち夫婦はスキンシップは多い方だと思う。けれど、この朝は何