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The Ancient: Echoes of Sound

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The Ancient: Echoes of Sound 「音の響き: プログレとハードロックの探求」 このセクションでは、プログレッシブロックやハードロックなど、いにしえの力強…
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#音楽解析

The Map of Oz - 1st impression

The Word of Oz のコンテンツの目次(サイトマップかな?)です。 Video ClipMusicA Alan Parsons Project / Eye in The Sky Anekdoten / Vemod (暗鬱) Arti + Mestieri / Tilt - Immagini Per Un Orecchio Art Zoyd / Musique Pour L'Odyssée A Triggering Myth / Between Cages B I

『マリアブロン修道院からの旅』:ヘッセからKansasへの文学的旅路

「Journey from Mariabronn」という曲があります。 KansasのファーストアルバムのSide 1の最後の曲です。 この曲の邦題は「栄光への旅路」です。 ちなみに英和辞典には「Mariabronn」という単語はありません。 私は、ヘルマン・ヘッセを読むような子供ではなかったので、この曲の真意は相当長い間分かりませんでしたし、あろうことか、この邦題のおかげで、長年の間「Mariabronn」という単語は「栄光」のことなのかと思っていたほどでした。 1994

虹を翔ける覇者: Rainbow Risingの深層「Stargazer - 夢追い人の詩」

■Blackmore's Rainbow / Rainbow Rising ■収録曲:Side 1 - 1.Tarot Woman(5:58) 2.Run with the Wolf(3:48) 3.Starstruck(4:06) 4.Do You Close Your Eyes(2:58) // Side 2 - 1.Stargazer(8:26) 2.A Light in the Black(8:12) ■パーソネル:Ritchie Blackmore(g) Ronni

80年代プログレシーンのアイコン、Marillion『独り芝居の道化師』を徹底解析〜失われた時代の音楽を今聴く理由

■Marillion / Script for a Jester's Tear ■収録曲 Side 1 - 1.Script for a Jester's Tear(8:44) 2.He Knows You Know(5:23) 3.The Web(8:52) // Side 2 - 1."Garden Party(7:19) 2.Chelsea Monday(8:17) 3.Forgotten Sons(8:23) ■パーソネル:Fish(vo) Mick Pointer(

ラッシュの進化が詰まったアルバム「パーマネント・ウェイブズ」の秘密〜ラッシュの音楽的変遷

■Rush / Permanent Waves ■収録曲:Side 1 - 1.The Spirit of Radio(4:57) 2.Freewill(5:24) 3.Jacob's Ladder(7:26) // Side 2 - 1.Entre Nous(4:36) 2.Different Strings(3:48) 3.Natural Science (I: Tide Pools II: Hyperspace III: Permanent Waves)(9:17) ■

時を超える魔法:Yesの『Relayer』の解析—UK初版LPの特徴から独特の音楽性まで、多数のAIによる評価を交えて

タイトルはAIがつけたのでかなり誇大ですね(^^;; 思い入れについてYesのRelayerは、こわれものの次に買ったイエスのアルバムなので、思い入れはかなりです。錯乱の扉は、フルオートプレーヤーの6回リピートで聴いてましたし。12フレットのハーモニクスから喧騒を通り越して静寂の中でスーンが歌われるまで耳に染み付いています。イエスの楽曲の中では他に類を見ないテクニカル・フュージョンタッチのサウンド・チェイサーもトゥー・ビー・オーバーの膨よかな音色のシンセオルガンのソロもいい

90年代ロックの宝石:4 Non Blondesのアルバム『Bigger, Better, Faster, More!』

4 Non Blondesの『Bigger, Better, Faster, More!』について書きます。 4 Non Blondesは1990年代初頭にサンフランシスコで結成され、オルタナティブ・ロックのムーブメントにおいて独自の足跡を残しました。その中で彼らがリリースした唯一のスタジオアルバムが『Bigger, Better, Faster, More!』です。このアルバムは、バンドのボーカルであるリンダ・ペリーのパワフルな声と彼女たちのメッセージ性の強い楽曲で知られ