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The Ancient: Echoes of Sound

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The Ancient: Echoes of Sound 「音の響き: プログレとハードロックの探求」 このセクションでは、プログレッシブロックやハードロックなど、いにしえの力強…
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#ハードロック

The Map of Oz - 1st impression

The Word of Oz のコンテンツの目次(サイトマップかな?)です。 Video ClipMusicA Alan Parsons Project / Eye in The Sky Anekdoten / Vemod (暗鬱) Arti + Mestieri / Tilt - Immagini Per Un Orecchio Art Zoyd / Musique Pour L'Odyssée A Triggering Myth / Between Cages B I

虹を翔ける覇者: Rainbow Risingの深層「Stargazer - 夢追い人の詩」

■Blackmore's Rainbow / Rainbow Rising ■収録曲:Side 1 - 1.Tarot Woman(5:58) 2.Run with the Wolf(3:48) 3.Starstruck(4:06) 4.Do You Close Your Eyes(2:58) // Side 2 - 1.Stargazer(8:26) 2.A Light in the Black(8:12) ■パーソネル:Ritchie Blackmore(g) Ronni

探究と調和: Led Zeppelinの『天国への階段』の詩の意味を解き明かす

Locanda delle fateの歌詞の解説を載せてみて、ふと、洋楽をずっと聞いてきたとは言いながら、深く歌詞について考えたことがなかったということに思い当たりました。なんとなく、楽しい音楽の部分だけを半世紀にわたって楽しんできたわけですね。 今日取り上げる「天国への階段」については、すでにブログ等で多くの解説が書かれています。でも、それらは、いずれも素性不詳の、少しだけ英語が堪能な個人のフィルターがかかっています。せっかくAIが普及してきたので、膨大なデータに基づく、

クリア・エアー・タービュレンス:イアン・ギラン・バンドが織りなすジャンル越境の名盤

■Ian Gillan Band / Clear Air Turbulence ■収録曲:Side 1 - 1.Clear Air Turbulence(7:35) 2.Five Moons(7:30) 3.Money Lender(5:38) // Side 2 - 1.Over The Hill(7:14) 2.Goodhand Liza(5:24) 3.Angel Manchenio(7:17) ■パーソネル:Ian Gillan(vo) Colin Towns(key

Joe Perry Project - 「Let The Music Do The Talking」

Joe Perry Projectです。 さて、前記事の続きで、「これがロックだ!」的なアルバムを聴こうかなぁということで、思いついたのがこれです! Draw the lineでAerosmithが分裂した際に、Joe Perry が結成したJoe Perry Projectのデビューアルバムです。リリースは1980年。プロデュースはJack DouglasとJoe Perry。レコーディングはニューヨークのThe Hit Factoryです。 参加メンバーは、Joe P

ラッシュの進化が詰まったアルバム「パーマネント・ウェイブズ」の秘密〜ラッシュの音楽的変遷

■Rush / Permanent Waves ■収録曲:Side 1 - 1.The Spirit of Radio(4:57) 2.Freewill(5:24) 3.Jacob's Ladder(7:26) // Side 2 - 1.Entre Nous(4:36) 2.Different Strings(3:48) 3.Natural Science (I: Tide Pools II: Hyperspace III: Permanent Waves)(9:17) ■

時代を超えた叫び:スコーピオンズ「Virgin Killer」のレガシー

1976年にリリースされたスコーピオンズの4作目Virgin Killer、邦題「狂熱の蠍団」です。  収録曲は、1.Pictured Life,2.Catch Your Train,3.In Your Park,4.Backstage Queen,5.Virgin Killer,6.Hell Cat,7.Crying Days,8.Polar Nights,9.Yellow Raven。メンバーは、Klaus Meine (Vocals)、Rudolf Schenker

音楽の再発見: King's X「Faith, Hope, Love」の深い懐と厚み—90年代の宝石からビートルズの香りまで、ポップとハード、ファンクの完璧な融合を経て技巧と情熱が織り成す三人の絆

昔は、それほどハマっていたわけじゃないけれど、久しぶりに聴き返してみて、「へー、こんなにいい曲だったのか」と驚くことが時々あります。 そうしたハマり方で、今ヘビロテしているのがこれ、King's XのFaith , Hope, Loveです。 1990年にアトランティック傘下のメガフォース・レーベルからリリースされました。当時はMTV全盛期なので、We are finding who we areがヘビロテされていました。 彼らは、ギター&ボーカル、ベース、ドラムスの3

ハードロックの伝説: Deep Purpleと彼らの時代を超えたコンピレーション

Deep Purple / When We Rock, We Rock, and When We Roll, We Roll - アルバム解説 Deep Purpleは、1968年に結成された英国ロック界の伝説的バンドです。彼らの音楽スタイルは、ハードロックからヘヴィメタルまで幅広く、また、バンドの歴史は様々なメンバーチェンジを経ていて、その音楽性も進化し続けています。 とはいうものの、パープルのアルバムが全て良いか、また、マシンヘッドやバーンなどといったキラー・アルバム

ヘヴィーメランコリーの疾走:フォリナー「ダブル・ヴィジョン」の時代を超える魅力

■Foreigner / Double Vision ■収録曲:Side 1 - 1.Hot Blooded(4:29) 2.Blue Morning, Blue Day(3:12) 3.You're All I Am(3:24) 4.Back Where You Belong(3:15) 5.Love Has Taken Its Toll(3:31) // Side 2 - 1.Double Vision(3:44) 2.Tramontane(3:55) 3.I Have

マウンテンのライブ、その魅力とは?『Live - The Road Goes Ever On』で解明 - 熱狂の17分、『Nantucket Sleighride』

Mountain / Live - The Road Goes Ever On、邦題「暗黒への挑戦」は、マウンテンの中で、最も好きなアルバムです。収録時間は短いですが、マウンテンの肝は、全てこの中に詰まっています。(当時の邦題をつける人は「暗黒」が好きですね。このアルバムに暗黒の要素はありません。あるとしたらメンバーの確執かな。変な邦題?)マウンテンが気になったなら、これと悪の華の2枚を聴くことをお勧めします。彼らは、ライブバンドです。特にライブでは、そのダイナミックな演奏ス

Kansas / Point Of Know Return (暗黒への曳航)

■Kansas / Point Of Know Return ■収録曲:Side 1 - 1.Point of know return(3:14) 2.Paradox(3:50) 3.The spider(2:03) 4.Portrait(he knew)(4:39) 5.Closet chronicles(6:30) // Side 2 - 1.Lightning's hand(4:24) 2.Dust in the wind(3:28) 3.Sparks of the t