マガジンのカバー画像

The Ancient: Echoes of Sound

91
The Ancient: Echoes of Sound 「音の響き: プログレとハードロックの探求」 このセクションでは、プログレッシブロックやハードロックなど、いにしえの力強…
運営しているクリエイター

#プログレッシブロック

The Map of Oz - 1st impression

The Word of Oz のコンテンツの目次(サイトマップかな?)です。 Video ClipMusicA Alan Parsons Project / Eye in The Sky Anekdoten / Vemod (暗鬱) Arti + Mestieri / Tilt - Immagini Per Un Orecchio Art Zoyd / Musique Pour L'Odyssée A Triggering Myth / Between Cages B I

King's Xの『Gretchen Goes to Nebraska』:ファン必聴のコンセプトアルバムの秘密

GPT4がGPT4oに代わり、レスポンスが格段に速くなりました。 ネット検索や長文の翻訳のストレスもかなり減りました。そこで、このアルバム、King's Xのコンセプトアルバム「Gretchen Goes to Nebraska」(このアルバムは、ギターの奥歯に染みるような粘い歪みと、ファンクなノリが気持ちよくて、1989年以来のお気に入りです!)について、GPT4oに書かせたママの文章をアップしますね。 第1章:バンドの沿革King's Xは、1980年代初頭に結成された

『マリアブロン修道院からの旅』:ヘッセからKansasへの文学的旅路

「Journey from Mariabronn」という曲があります。 KansasのファーストアルバムのSide 1の最後の曲です。 この曲の邦題は「栄光への旅路」です。 ちなみに英和辞典には「Mariabronn」という単語はありません。 私は、ヘルマン・ヘッセを読むような子供ではなかったので、この曲の真意は相当長い間分かりませんでしたし、あろうことか、この邦題のおかげで、長年の間「Mariabronn」という単語は「栄光」のことなのかと思っていたほどでした。 1994

蛍たちの消えた愛―1977年のイタリアとLocanda Delle Fate

■Locanda Delle Fate / Forse Le Lucciole Non Si Amano più ■収録曲:1.A volte un istante di quiete(6:31) 2.Forse le lucciole non si amano più(9:48) 3.Profumo di colla bianca(8:25) 4.Cercando un nuovo confine(6:41) 5.Sogno di Estunno(4:41) 6.Non c

クリア・エアー・タービュレンス:イアン・ギラン・バンドが織りなすジャンル越境の名盤

■Ian Gillan Band / Clear Air Turbulence ■収録曲:Side 1 - 1.Clear Air Turbulence(7:35) 2.Five Moons(7:30) 3.Money Lender(5:38) // Side 2 - 1.Over The Hill(7:14) 2.Goodhand Liza(5:24) 3.Angel Manchenio(7:17) ■パーソネル:Ian Gillan(vo) Colin Towns(key

ダークな旋律が紡ぐ旅『Musique Pour L'Odyssée』の全貌〜Art Zoydの進化する前衛音楽世界:1970年代のアンダーグラウンドシーンの反乱

■Art Zoyd – Musique Pour L'Odyssée ■収録曲:Side 1 - 1.Musique Pour L'Odyssée「旅の音楽」(a.Odyssée「オデッセイ」 b.Falaise「崖」 c.Combat「戦い」 d.Étrave「船首」 e.Combat「戦い」 f.Voile「帆」 g.Odyssée「オデッセイ」)(17:05) // Side 2 - 1.Bruit, Silence - Bruit, Repos「騒音、静寂」(10:4

技巧派の逆襲:U.K.のデビューアルバム「憂国の四士」

■U.K. / U.K. ■収録曲:Side 1 - 1.In the Dead of Night(5:38) 2.By the Light of Day(4:32) 3.Presto Vivace and Reprise(2:58) 4.Thirty Years(8:05) // Side 2 - 1.Alaska(4:45) 2.Time to Kill(4:55) 3.Nevermore(8:09) 4.Mental Medication(6:12) ■パーソネル:Ed

プログレッシブ・ロックの極点:イエス『究極』

イエスのgoing for the one 、邦題「究極」です。収録曲は5曲。通しでもよく聴くのですが、中でもTurn of the centuryとAwakenは圧巻です。 このアルバムは最初は、冒頭のスティーブ・ハウのスライドギターに馴染めずあまり聴かなかったのですが、何度か回しているうちにAwakenのメロディーが自然に分かってきまして、以降、深淵な世界にハマり込んでしまいました。 Awakenの演奏はスタジオバージョンが一番です。フルサークル・ツアーのライヴは生で

Pink Floyd / More 映画と融合した音楽の探索

モアは、なんと、初めて買ったピンク・フロイドのレコードです。アニマルズと狂気はエアチェック(>死語)や友達のレコードからダビングしてもらってカセットテープで持っていたからなのかもしれないのですが、何故これかは今となっては不明です。 見開きに写真が載ってて豪華に見えたのかな? とにかく初めて購入し何度も聴いたので耳に馴染んでしまっているところはありますが、サントラとはいえ、単体のレコードとして鑑賞に耐え得るいい曲作りがなされていると思います。 いちばんのお気に入りは冒頭のサイラ

ラッシュの進化が詰まったアルバム「パーマネント・ウェイブズ」の秘密〜ラッシュの音楽的変遷

■Rush / Permanent Waves ■収録曲:Side 1 - 1.The Spirit of Radio(4:57) 2.Freewill(5:24) 3.Jacob's Ladder(7:26) // Side 2 - 1.Entre Nous(4:36) 2.Different Strings(3:48) 3.Natural Science (I: Tide Pools II: Hyperspace III: Permanent Waves)(9:17) ■

プログレの深淵を覗く:トリガリング・ミスのマスターピース、究極のオーケストレーション、繊細かつ耽美なアコースティック、緻密な技巧と深淵の音楽、真夏に送る涼感、新世紀のプログレッシブ・ロックの創造性

■A Triggering Myth / Between Cages ■収録曲:1. Habile(4:27) 2. Deftly Dodging(5:18) 3. Squdge(10:11) 4. Il Voce(6:13) 5. Midiots, Vidiots, and the Digitally Delayed(3:27) 6. Between Cages(i: The Moment ii: Rattling Our Cages iii: Unencumbered i

Arti + Mestieri『Tilt』の重力 - プログレッシブ・ロックの真髄を味わう名盤を紹介

■Arti + Mestieri / Tilt - Immagini Per Un Orecchio ■収録曲:1.Gravità 9,81(4:07) 2.Strips(4:41) 3.Corrosione(1:25) 4.Positivo/Negativo(3:39) 5.In Cammino(5:31) 6.Scacco Matto(0:57) 7.Farenheit(1:16) 8.Articolazioni(13:52) 9.Tilt(2:35) ■パーソネル:Gi

Wishbone Ashの不朽の足跡Argus : メロディアスなロックの究極形・永遠のクラシック

■Wishbone Ash / Argus(百眼の巨人アーガス) ■収録曲:Side 1 - 1.Time Was(9:42) 2.Sometime World(6:55) 3.Blowin' Free(5:18) // Side 2 - 1.The King Will Come(7:06) 2.Leaf & Stream(3:55) 3.Warrior(5:53) 4.Throw Down The Sword(5:55) ■パーソネル:Martin Turner(b,vo)

時を超える魔法:Yesの『Relayer』の解析—UK初版LPの特徴から独特の音楽性まで、多数のAIによる評価を交えて

タイトルはAIがつけたのでかなり誇大ですね(^^;; 思い入れについてYesのRelayerは、こわれものの次に買ったイエスのアルバムなので、思い入れはかなりです。錯乱の扉は、フルオートプレーヤーの6回リピートで聴いてましたし。12フレットのハーモニクスから喧騒を通り越して静寂の中でスーンが歌われるまで耳に染み付いています。イエスの楽曲の中では他に類を見ないテクニカル・フュージョンタッチのサウンド・チェイサーもトゥー・ビー・オーバーの膨よかな音色のシンセオルガンのソロもいい