マガジンのカバー画像

心のこと

404
画像は2019年3月9日、アリーナ前で。プレイオフファイナル初日、サハリン戦直前の空は、こんなにも美しかった。心の動きを詩にしています。
運営しているクリエイター

#詩

望み

そう いつかそんな夢を 見たような気がするの 無意識下の夢か 意識がイメージを造ったか 予知夢なのか 予感なのか ふわふわと朧げで 不確かなことだけど あなたは確かに笑ったんだ いつものように目を細めて  ほら  大丈夫だったよ 花が開くような温かな笑顔で そう 言った それを見たの それは予知夢なのか 造られたイメージなのか 不確かなことだけど わたしは その未来を望む

君の翼の音が鳴る  ぴううと鋭く風を切り  高く高くと羽ばたく音が 君の翼の風が吹く  かつて嵐の最中を飛んだ  ごうごうと強く気を捉え 君の翼の光舞う  銀の羽根を空に散らして  それは煌々と続く道の標 悠々広げる無骨な羽は 君だけの彩りを纏うもの 君の翼の煌めく軌跡は  未来を描く無二の羽搏き

カーテン

カーテンを開けると 光る日差しが嬉しくて カーテンを閉めれば 夜のとばりが暖かい 昇るお日様は わたしを照らし 沈むお日様は あなたを照らすから カーテンを開けて おかえりなさいと言うのよ カーテンを閉めたら いってらっしゃいと言うの 昼も夜もどちらも好きよ だからね カーテンは 開けても閉めても 幸せね 夜はわたしの内が開く気がするし、 朝は世界が開く気がするから、 みんなにおはようと言いたくなります🤗 イタリアのみんなには、おやすみってね🎵

手のひら

わかったの 気づいたよ その手のひらなの あったかいもの 大丈夫 とびら開けるね ありがとう ほら  新たな光

試される

信じることは試される 繰り返し 繰り返し 信じ切るまで試される 考えることは試される 繰り返し 繰り返し 自立するまで試される 覚悟は試される 繰り返し 繰り返し 乗り越えるまで試される 生きている限り試されるんだと思います。 のんびりスローライフ中のわたしにも、学びの機会は訪れます。

踏み出す

磨り硝子の向こうに在る 未知という名の光を知る 目を凝らし定めるように 解像度を上げていく 世界の明度が増していく 未知を知として獲得し 未踏の地に足跡を刻めば  もう怖くないんだ  美しいことだから 曇りをはらい世界が開く 清々と色とりどりになる  今こそ 次の一歩を踏み出す時

またね

ではまた って 締めくくりの挨拶は いつも続きがあるようで さようならをしないから 年に一度の長間隔LINE ぽちぽちと打つ指先も 迷い迷い打っては消して 覚えているかしら 忘れているかしら 思い出すかしら 懐かしいかしら ではまた の4文字 その言葉を信じて綴る    i-O(修理のうた)ね  ○ちゃんみたいだって  思ったんだよ だから…

瑠璃の

そうね そこに在るのは 瑠璃のあなた自身でしょう 秘密の箱に隠れているのは 慈愛という名の心でしょう 伏した瞳に光が宿り 密やかな声は熱を帯び そうね そこに有るのね ホンモノのあなたが見える 瑠璃色に輝く 優しい光

green stole

雪解けに燻んでいく 春を待つ北の街かど 黒のウールコートには 襟を飾る鮮やかな碧 麗らかな春を纏うよう 白いお髪は艶やかで 鼈甲の眼鏡が映える 背筋をすうと伸ばして 春の道を緩やかに行く ああ なんと素敵に 清々とときを生きる この生業のその先で わたしの道の前を行く 貴女のようでありたい

在りよう

夜空の小さな瞬きも 薄氷の微かな解れも 湖水に触れる一片も ふるると心揺らすから 言の葉は封じて蔵う 瞳にはお日様 頬には向日葵 ただそれだけ それだけでいい 光さえあれば

優しさ

優しさは あちらこちらに 散りばめられて そっと密やかに しんとして在る 心澄ませば 見えましょう 優しい想いは 点り照らすから 心に映って 見えるでしょう 心が映して 見るのでしょう

瞳を合わせて 心を繋ぐこと それは自然で 生きるような事 見つめ合うのは 心を見せること 真っ直ぐな瞳で 偽りのない心を ただ真っ白な心で 青空のように開く 繋ぐ瞳のその間に 世界を生むように

柔らかに強く

やさしいひとの心が やさしいからこそ いたむのだとしたら やさしいひとたちが やさしいからこその いたわりでいやそう やさしいものたちが むかいあうことで あいてをおもうなら やさしいひとたちの やさしい心はきっと 柔らかに強く護られる

言葉

青々と広がる空に心震えた その響きが伝わらないように 火花散らす戦いに心燃やした その奮えが伝わらないように 言葉は全てを表さず 言葉に全ては託せない 葛藤が泉となり 言葉を並べ 言葉を紡ぎ 言葉に表し続ける ただひと時の掌の温かさに 勝る事はないと知りながら