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心のこと

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画像は2019年3月9日、アリーナ前で。プレイオフファイナル初日、サハリン戦直前の空は、こんなにも美しかった。心の動きを詩にしています。
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2021年6月の記事一覧

頂き

その道へ 進むのなら 史上最高の嶺を 頂点の彼方に望む 何処までも続く山路を 拓き進む 時を連ねて 未来を創る獣道へ挑む 力を与え 光を示す それは 思い描く者だけが 見つける事の出来る頂き 見えない者がいて 見ようとしない者もいる 歩めぬ者がいて 歩もうとしない者もいる 見える者であり 歩み続ける者であるなら 至る道を拓き進む それがあなたの道程

キャンディ

そのキャンディは 外側が濃紺の何かによって そうとう厚めに コーティングされているから ちょっとやそっとの衝撃でも 割れやしないものだけど 温かな手のひらで ふんわり包んでいるうちに 表面がゆるゆる溶けだして しだいに内を現していく ほら それはね 薄桃色に温かく 優しい味わいの苺ミルク 幸せを運んでくれるでしょう それは希少で本物の 外側濃紺ガチガチキャンディ しかしてその実体は あったか優しい 幸せ苺ミルク♪

心燃やす

失敗してもいいから 思い切ってやってごらん そう思えるなら 子どもは ぐんぐん伸びていく 失敗するかもしれない まだ出来ないだろう そんな思いでは いつまでたっても 伸びていかない たとえ6歳の 幼い子どもでも あなたに任せる その思いと言葉は 胸に響き心を燃やす

センサー

そのセンサーは とにかく超高性能で ほんのちょっぴりの 心温変化も 一つ残らずキャッチして 心をカチンと凍らせたり 熱くしたりするものだから わたしの精神状態は 努めて恒温であること それは絶対的必須項目 森の奥の湖面のように 凪の波打ち際のように 梢を揺らす涼風のように 心鎮めて過ごすのは なかなかの人間修行であり でもそれがわたしの 大切で必要な務めなんだ ね…。今日は疲れたねぇ。

明かり

不意に灯る 温かな思いは 過去の記憶でも 未来への希望でもない 青色の炎を纏い 橙色の火花を散らす 今ここに この胸の内に 今 生まれ出るもの 優しい心が触れました 温かな思いに会いました 今ここにいる ひとつのわたしは 今ここで生きる ひとつのわたし達 この胸に灯る 消えない明かりが たった今 教えてくれたことです

正体

恐れの正体を見定める 痛みでも孤独でもなく 自分自身を恐れている ひとつの言葉 ひとつの所作 ひとつの眼差しが 及ぼすコトの大きさを その波紋の広がりを 踏み出す一歩の地響きを この心が恐れている

解決策

解決策はある 信じ切ること 触れる魂の強さを 奮う胸の高鳴りを 繋ぐ視線の温かさを 響く波紋の美しさを 世界に私を委ねていく そうして共に 生きていくこと

連動

繋いだ心の糸の 能動的な 意図持つ連動が 堪らなく愛しい 連動していく、響き合う関わりがとても好きです。それを求めて生きていると言っても過言ではないくらいに。 それはさまざまな形で現れます。最も分かりやすい場面を挙げるなら、やはりスポーツでしょう。なかでも、野球の守備の連動がわたしは好きです。 わたしは、応援しているチームの観戦以外では、基本的にネット裏の高めのところに陣取って、一球ごと、守備の連動を見ています。バックアップ体制や中継の位置など、素人目ですが、その

迷い道に入っている 先が見えなくなっている 努力が信じられない プレーにそう感じた これまで何度も 涙を流してきた どうしたって 夢は必ず叶えたい ぶれない芯を持っていた 辛抱が必要な時は 人生に何度も訪れる 努力の日々に 手ごたえがない時も 前進のない時はない 辛抱して努力をすれば 必ず根っこが太くなる 今は目に見えない ただそれだけのこと 実らない努力はない 必ず自分を育てている 諦めるには まだ早すぎる その言葉を送り この胸に刻もう 過去の日記

優しい夜

透明な球の内側に 一筋の白煙が漂う様は この脳を憂鬱にして 微笑むことも忘れてしまう そんな夜には ゆったりと深く息をして 指の先まで命を送り 身体を そして脳を それから心を癒していく 屋根を打つ強い雨音が どこにも行くな と 厳しく優しく心へ語る 闇と気配に守られて 雨に癒され包まれる 今 わたしは そんな優しい夜にいます

気綱

はじめは細い 一本の糸だったもの 出会う度 幾重に渡り 捩れ結び合うことで 糸は綱へと成っていく 引き合うことはない 端と端を繋いだままに 結び合う事で近づいていく 幾多の結び目を拵えた 決して切れないその気綱 それははじめ細くて弱い たった一本の糸だったもの 昨日のアイスホッケーの記事にも、たくさんのスキを頂きました。とっても嬉しいです😆