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今ここから未来を望み 今そこから過去を想う それぞれの時の道に在り 刹那 視線はつなぎ合う わたしは今から未来を見て あなたは今から過去を見た 虹のカケラがその真ん中で きらりと生まれ 瞬きました
それは うす桃色の 湧水でできた球体で ふわりとクウに浮いている 触れるとふるると揺れ動き 光ははじけてきらら煌めく ぽつんと零した紅の雫に ゆらり波紋は触れ合って 優しく甘くふるえる心は 世界で最も尊いモノ それは おさな心 時々自分が恥ずかしくなるほど、幼い子ども達の心は美しく優しく、温かいのです。
見つめ合えば 視線の先の風景は ゆらゆらと不確かになり 現ではない何処かへと そのまま翔けてしまいそうで 瞳の奥の何かを探した 此処にいることも 時が経つことも 世界の外側のことのよう あなたの瞳を 見つめていると 此処に あなたと共にいると
心の中に住まう人 思いを映す鏡人 気を包む護り人 道を照らす導人 時を進める傍人 今は各々の道にあり 自らの時を進んでいる 繋いだ糸を震わせて 光の心を共にして 私達は 幾人分もの 時を生きている
あなたの優しさの形は どこまでも続く凪の湖面 心の震えを受け止めて 穏やかに響き広がる波紋 あなたの優しさの色は 大海に沈む刹那の陽の光 今日の終わりを温かく包む 藍の水面に煌めく橙色 あなたの優しさの音は 豊かに深く沁み入る声 世界のために動かす体から 穏やかに放たれる言葉の音色 堅固な煉瓦の家の 重い扉を開けると出会う その内に息づく あなたの優しさは そんな形や色や 音をしているんだ
優しさの形はね 丸 三角 四角 凸凹にふわふわトゲトゲ そう 色々な形があって 優しさの色はね 赤 白 黄色 灰色に黒 黄土色 そう 様々な色があって 優しさの音はね 鈴の音せせらぎ 梢枝の囁き 雷鳴 轟音 金属音 そう 色々な音があって 本当に優しく温かな想いは どんな形や色や音だとしても 心の形にピタリとはまり 心の色にふわりと混ざり 心の芯に凛々と響く 優しい想いに寄り添うのなら どんなふたつでもひとつのモノ
藍の心が揺らいでいます なぜなら 夢を見るのです 毎夜 毎夜の訪問は 次第次第に長くなり 涙が頬を伝います 藍の心が響いています 夜ごと 訪ねてくるのです 夢の中で共に過ごして あなたに心を添わせます 目覚めの時は いつも必ず あなたを思っているのです
その光は 伝う道のりに 些細な断裂も 薄い遮断物もなく 完全なる輪として 繋がり巡ることで 伝う道のりが 酷く捻れていても 辿る道が遠くても ひと繋ぎの輪となり 伝わり巡ることで 灯るものです
精一杯の1日の夕暮れ時に もうひと頑張りを試みると 今日の分はすっかり空っぽ 明日の分のエネルギーまで 消費することになるものだから どなた様か ほら例の 翼の付け根のコンセントに プラグを繋いで頂けませんか ほんの少し 心の片隅に 思い浮かべるだけで良いのです 想いのパワーは 千里の空もひと飛びに翔け わたしの世界を巡るから わたしがあなたを想うひと時 あなたもどうか ほんの少し 思い浮かべるだけで良いのです そうすることで わたし達の輪は幸せになり あなたの
若葉色は居場所を 紅色は湧き出す勇気を 空色は翔ける夢を 海色は深い豊かさを 藍は堅固な信頼を 桃色は真の慈愛を 橙色は未来へ続く道を 向日葵色は無限の優しさを わたしに示し わたしを変えてくれました 心からの感謝をこめて♪
ゆったりと進んでいく 時の流れに身を委ねていると いつのまにか意識は深く 魂の奥底へといざなわれ 未来へ過去へと旅している このまま意識を研ぎ澄ませば 心だけ飛べる気がして 闇の中に光る灯火を探した 遠くにあるはずなのに 今も心に触れるモノ どうかお願いです 少しだけ 時を止めて下さい 触れるだけで満ち足りる あなたの魂に寄り添いたい 今夜は闇が深過ぎて 愛しさが募り心が震える あの温かさに焦がれている
