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【ポケカ考察】アノホラグサ(sv5M 013/071)

 こんにちは。ユキハミとシビシラスの色違い厳選で目を酷使しすぎて失明しました。おずのふです。

 第一回、ということで、アノホラグサの考察をしていきます。なぜこのカードかと言うと、好きだからです。SV初見プレイ時、ゲーム攻略中に偶然出会えた色違いのアノクサ。運命的な出会いにビビッと電流が走り、その後は宝探しを共にし、高みを目指しました。

 ポケモンカードでのアノホラグサと言うと、スノーハザードでの収録に続き2度目の登場となりました。
そちらも面白いわざを持っているのですが、今回は新パック、サイバージャッジに収録されたアノホラグサです。

本考察では、まだ見ぬマイナーポケモンの可能性を探すための足掛かりとして、自分及び皆様のデッキ構築に「きっかけ」を作ることを目標とし真面目に考察して行きたいと思います。

では、書いて行きます。


※以下の駄文はあくまで個人的な意見と感想です※
※以下の記事は考察記事です。デッキリストではありません※

まずはカード全体を。

かわいい


こちらです。公式様が画像を用意して下さるのはすごくありがたいですね。見やすいし画質も良いです。

【アノホラグサの基本情報】

 草タイプの1進化ポケモンで、弱点は炎。逃げエネは3と重め。特性は取られたサイドの枚数×50のHPパンプ、ワザは草無無の3つで使えて、付いているエネルギーの数だけコインを投げて、表の数×80。
コイン次第ではありますが、エネルギーさえついていればかなりの打点が期待できそうです。
ポケモンGOに収録されたエテボースを思い出しますね。


【特性「ざっそうだましい」について】

 書いてあることはメチャクチャ強いと思います。取られたサイドの枚数を参照するので、アマージョexやレギュ落ちしたミュウツーVUnionなどのサイド6枚取りが現実的な一部の特殊なデッキ以外には腐らず発動してくれます。

具体的な数値にすると以下のようになります。
●0枚取られ→HP100
 げっこうしゅりけん耐え(例えば)
●1枚取られ→HP150
 ロストマイン耐え
 おとぼけスピット耐え
●2枚取られ→HP200
 どっすんグースカ耐え
 ほえさけぶ耐え
●3枚取られ→HP250
 フォトンブラスター、ライトニングロンド耐え
 スタジアム込みカラミティストーム耐え
 ストームダイブ耐え
●4枚取られ→HP300
 ロストインパクト耐え
 青天井以外のだいたいを耐え
 ヘイルブレード5枚要求
 ゴールドラッシュ6枚要求
●5枚取られ→HP350
 最大打点バーニングダーク耐え
●5枚+ヒーロー(ゴージャス)マント→HP450
 220打点を2回耐え
 非エクとは…?

とこの様に、相手サイドが進めば進むほどHPが上がります。文字にするとすごく偉く見えます。個人的には、5枚取られ+マントで220を2回耐える点がすごく強く見えますね。打点補助の無いミライドンやトドロクツキ、ルギアが3ターン掛けて倒す訳です。コロコロ転がってる草を。



【ワザ「パワフルニードル」について】

 さて、どんなに高耐久でも相手にダメージを与える手段が無ければ勝てません(序盤はペラペラ耐久ですし)。
ワザ自体は効果もシンプルで、ついているエネルギーの数だけコインを投げます。「枚数」では無く「数」なので、ダブルターボエネルギーなら2つ。進化ポケモンなのでリバーサルエネルギーも付けられますね。
 草の要求が1つなのもかなり幅が広いです。ルミナスエネルギー+基本エネルギー2枚以上の組み合わせでもワザが使えます。
草タイプなので「ナタネの活気」とも相性が良く、3エネ要求ですが見た目以上に起動は早そうですね。

出せるダメージは以下↓
●イキリンコexを取れる2オモテ160
●多くの種exを取れる3オモテ240
●多くのVMax、2進化exを取れる4オモテ320
●以下オモテの数だけ青天井

ちょっと足りない…!?

 パオジアンexやミライドンexなどの多くのたねexを見れる3オモテ240ダメージがひとつのラインになりそうです。リザードンex(HP330)やブーストエナジー古代の着いたトドロクツキex(HP290)に対しては弱点が突けるので、 ロストスイーパーで「ゆうきのお守り」をケアすれば、多くの場合3オモテでなんとかなりそうです。
 コインのオモテウラを50%とした場合、3オモテ出すにはエネルギー6つが要求値となります。
 「げんきのハチマキ」や「マキシマムベルト」などで打点を底上げするか、「災いの雪山」や「大口の沼」などを併用すれば、さらに要求を下げられそうです。

しかして、欲張ってワンパンしようとするから要求値が高く感じる…ということもあるかもしれません。
1ターンで付けられるエネルギーの枚数の現実的なラインを探って行きましょう。
 方法は様々ですが、どんなデッキに組み込めばスムーズに要求を満たせるのか考えてる行きます。尚、リバーサルエネルギーは発動条件さえ満たしていれば草エネルギーにもなり、しかもエネ3つ分になる破格のベストマッチとなる為、是非とも貼りたいところです。

①プライマルターボ(ルギアに組み込む型)
 →1番強くアノホラグサを使えると思います。発動条件を満たしていればリバーサル、満たして居ない時は草エネルギー手貼り+ダブルターボ。ワザの効果による強制きぜつをケア出来るミストエネルギーを加速出来る点も相性が良いです。条件さえ整えば1ターンで14個のエネルギーを付けることも可能ですし、エネルギーの数を調整出来る点が強いですね。

②ナタネの活気(草エネ型)
 →草タイプ主軸のデッキになり、現環境では少々限定的です。「シェイミVStar」のワザ、リベンジバーストとアノホラグサの特性が好相性なものの、1ターンで加速可能なエネルギーは5エネ程度になりそうです。準備するターンを設ける工夫が必要です。

③メタング型
 →話題のエネ加速要因、メタングと組み合わせる方法です。メタングが2匹立っていれば最大8エネ加速とロマンはありますが、強い山が作れてのことなのであくまでロマンです。しかしながら、閾値であるリバーサル込み6エネは割と現実的に加速出来そうです。アノホラグサを主軸とした構築にし、リバーサル+鋼エネルギーで使うのか、鋼軸の構築にアノホラグサを組み込みルミナスエネルギー+鋼エネルギーで使うのかはデッキ次第になります。

④スナノケガワ型
 →「スナノケガワex」の特性「じりょくきゅうしゅう」やオモダカで盤面にエネルギーを溜めていき、エネルギー付け替えやポピーを使って要求を……さすがに満たせないか?という型。リバーサルエネルギーの手貼りさえ出来れば、1ターン内に「エネルギーつけかえ」込み6エネ付けることは可能ですが、後ろのケガワを呼ばれて取られるとキツすぎるので、おとなしく「タケルライコex」を使った方が良さそうです。

⑤セグレイブ型
 →草エネorルミナスorリバーサル+「セグレイブ」の特性「きょくていおん」で付けられる付けて戦う型です。水なのでカイが強く使える点と、基本エネルギーを使う構築なのでヒスイバスラオやカイオーガ等の豊富なサブアタッカーが強みになります。手札にエネルギーを集めなければならない為、パオジアンexと違い「大地の器」や「スーパーエネルギー回収」の要求が高いです。かがやくゲッコウガを強く使えるのも水デッキの強みになります。


所感としては、「あれ?思ったより要求満たせそう…?」という感じ。




【アノホラグサの弱点】

①「トドロクツキex」のくるいえぐる
→どんなに耐久が高くても強制気絶には勝てません。ミストエネルギーでケア出来ますが、シンオウ神殿で吹き飛びます。言うて取られても1枚です。
 ②「ギラティナ VStar」のスターレクイエム
→上に同じ。
 ③無視され続けること
→ヒスイヌメルゴンVStarに対する回答です。後ろを呼んで倒し続けることを徹底されるとどうにもなりません。
 ④ウガツホムラ
→というか炎タイプのポケモンですね。グレンアルマが流行り出しているので、消し炭になる日も近いです。
 ⑤ブン回り青天井火力
→どんなに高耐久でも「パオジアンex」や「サーフゴーex」がブン回ったらワンパンされます。とはいえ取られても1枚なので、返しで取れるデッキを組みたい所です。
 ⑥序盤の脆さ
→サイドが取られてない場合のHPは100です。何されてもきぜつしてしまうので、サイドを取りながらサイドを取らせるゲームメイクが必要です。序盤をルギアやアルセウス、パルキアやかがやくジラーチなど無視出来ないカードを押し付けることで、2枚以上サイドを取らせる工夫をしたいですね。


【現実的な落とし所】

 さて、ここまでワザと特性の性能などを数字にして考察して来ました。ワザのダメージがコイントスに依存するという性質上、安定して高火力を出し続けることはほぼ不可能です。デッキの主軸としてアノホラグサを押し付け続ける場合には、返しで取られ続けても後ろでアノホラグサを立て続ける工夫も必要になる為、つりざおの多投やミモザなどの採用も検討しましょう。
 上記のワザの項で触れましたが、ルギアVStarのデッキに入れて終盤ワンチャン掴みに行くか、かたきうちザマゼンタと組ませて非エク押し付けデッキにするかあたりが現実的なのかなと思います。


【まとめ】

エネルギー加速さえ出来ればどんな相手でも正面から吹き飛ばすポテンシャルはあるので、デッキビルドのしがいがあるカードだと感じます。
 どんなデッキにも言えることですが、弱みを全てケア出来るデッキは無く、ことマイナーポケモンを使用する際には介護が大変で、割り切り対面も多くなりがちです。
 しかしながら、誰もが競技的にポケモンカードを遊んでいる訳では無いので、競技ではなく遊戯として、コイントスという盛り上がりや非エクとは思えない高耐久のインパクトなど、この子にしか出来ないバトルもあるのかなと思いました。
 良かったら皆さんも、アノホラグサについて想いを馳せてみては如何でしょうか。アノホラグサでシンクロマシン、とってもかわいいですよ!

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