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桑原和真に鎮静化してもらった歯痛〜銀歯編〜

みなさんこんにちは。

もはや歯痛は起こっていないのですが引き続きこのタイトルでお送りしていきます。本日の「桑原和真に鎮静化してもらった歯痛」です。どうぞ。

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いつもと変わりない虫歯治療のはずだった。麻酔をし、虫歯を削り、何かを塗り、光を当て、レジンを流し、光を当て、終了……そうなるはずであった。

今日は赤ちゃんが別の部屋で治療を受けているようだった。私が通っている歯医者は診察台1台につき一部屋が割り当てられている。ただ、ドアは無いので声は聞こえるというわけだ。マジでこの世の終わりみたいに泣き続けている。どんな治療をしているかは不明だ。泣き声を聞くにまだ1歳くらいではないだろうか……彼か彼女かわからないが、共に今この歯医者で治療を受けている者同士頑張ろうな。俺も頑張るからな。そう心の中で呟きながら廊下を進む。爆泣きしている横を通り過ぎ、指定された診察台に座って赤ちゃんの声に耳を傾ける……倒れていく診察台。麻酔をしてもらう時はいつも最初だけチクッとするが、今日は幾分か和らいだように感じた。赤ちゃんの泣き声のおかげだろう。ありがとう赤ちゃん。何か痛みに耐えなければならない時は赤ちゃんの泣き声を聞くと良いのかもしれない。赤ちゃんも苦痛を感じている。俺も頑張るぞ。

いつもの通り歯を削り始めた。ここ数ヶ月で幾度もやってもらってきた作業だ。赤ちゃんは依然鳴き続けている。赤ちゃんを治療しているであろう男の先生が「あとちょっとだからね〜」と呼びかけるが、赤ちゃんは多分その言葉は理解できない。ともすればそれは、同行している保護者に向けられたものなのだろう。

しばらくすると、歯を削っていたドリルが回転を止めた。

倒された診察台が一度戻され、口の中をすすいでくれと促される。あれ、おかしいぞ。次は接着剤のようなものを歯に塗るはずでは……?今までにない展開にビビる。なんだなんだ、何が起きたんだ。良いよ良いよいくらでもすすぐよ。でも教えてくれ、一体俺の歯に何があったというんだ!

「思ったより虫歯が進行していて、歯と歯の隣接面を削る必要が出てきました。今までの治療で行ってきたような詰め物では隣接面をアレできないので、型を取って被せる必要が出てきました(要約)」

「え! つまりそれは銀歯的な何かですか」

「そうです」

えーーーーーーー自分人生初銀歯なんですけどーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

なお、セラミックは保険適用外だという話だった。一応金額を聞いてみたら3万円くらいするらしい。笑止! 俺にそんな経済力があるとでも?

「銀歯でお願いすることになると思います……」

人生一惨めな返答をし、歯医者を終えた俺は帰路に着いた。

桑原さん、俺……人生初銀歯っすわ。お母さんにLINEしたら「今までよくもったよ」みたいなこと言われました。正直、自分の歯を過信してたとこはあると思います。あんまり歯のトラブルに見舞われたことなかったんで……ハハ。でもそれじゃ、ダメってことですよね。そういえば、桑原さんは銀歯あるんスか?

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俺か?俺の口内環境は健康そのものよ。ま、朝晩ちゃーんと歯ァ磨いてっからな……虫歯のむの字も見当たらねーぜ。おまけに定期検診も行ってるからな。いつも歯医者に褒められるくれぇだ。今回は勉強代ってことで、潔く銀歯代を払って治療してもらうんだな。それに、こーいう思いをしたからこそ、今後歯磨きを頑張ったり定期検診に行こうって気にもなってきただろ。人間は失敗して成長すんだからな。また同じ過ちを繰り返すようじゃいけねえや。そうだろ、松戸。

はい、そうっスよね!俺、歯磨き頑張ります。1ヶ月くらい前、歯茎が腫れて痛すぎて寝れなかったときはどうなるかと思いましたけど……歯のトラブルに見舞われないように、うまくやっていこうって今なら思えます。

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その意気だぜ、松戸!また来週、歯医者の帰りに会おうや。1週間頑張れよ。じゃあな。

桑原さん!ありがとうございましたー!!!!!!

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