昨日の日記

私は最近、子供と関わる機会が増えた。
子供たちは、とても純粋無垢だ。
思ったことを口にする。時にそれは残酷なことも。

でも、私が最近1番印象に残っていることがある。

ある日、女の子と男の子が喧嘩をしていた。
男の子が私に、「○ちゃんが僕を悪く言う、今指示されたことをやろうと言っただけなのに」

わたしはこういう時、なんて言ってあげたらいいのか分からなかった。それは、私自身が子供に注意や指示をしたことがなかったから。
わたしは、女の子に「自分が言われて悲しいと思うことや嫌だと思うことは、人に言ってはいけないよ」と伝えた。

女の子はそのあとすぐに、男の子に謝った。
男の子はどうするのかなと見ていた。

男の子は、考えたりもせずすぐに、「いいよ」と言った。そして男の子から握手をしていた。
あぁすごい。

大人になったら、すぐにはいいよと言えない。
嫌々ながならいいよと言うかもしれないが、握手まではしない。
嫌なことを言われたら、多分ずっと言われた事を覚えているし、心から許すことはできない。

それに、女の子はすぐに謝っていた。
理由をつけて、人のせいにせずに、目を見て謝っていた。私はいつから、嫌な大人になったんだろうか。

いつか、この子達が大人になる頃、
この話をしてあげたいな。

大人になっても、純粋に人を許す