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戦略がすべて/瀧本哲史/2015/★★★☆☆

東大法学部卒業、マッキンゼー所属後、独立。京大准教授、エンジェル投資家など、様々な顔持つ方の一冊。
エピソードが断片的で、ストーリーがないことが若干の残念ポイントだが、一つ一つは彼の魂が注入されていて力強いエピソード。

▼おすすめのヒト
・瀧本氏に興味がある方

▼印象的なコト
・若年層を野球からサッカーに向けたことの意義は大きい。そしてこの成功は、「ボールを蹴れて走れる人」ではなく、「現代サッカーの戦術が理解できる知的能力とそれを遂行できる運動能力を兼ね備えた人材」を集める施策が成果を上げ始めた段階から、あらかじめ見えていたのである。
・年長の責任ある役職の人を取り込んで、その人を立てつつも、実質は自分たちが主導しているくらいの「技」を身につけてほしい
・まず、「どの土俵なら勝てるかを見極め、勝てる土俵を選ぶ」ことにある。(省略)その上で、「楽勝でできることを、徹底的にやる」
・多くの組織で基本とされている合議制は、決してベストの結果を生むものではないということである。
・どのような知識を持っているか以上に、どのような人材とどのような関係を構築しているのか、その多様性、広がりと深さに置き換わることになる。
・北海道で起きた事象は、日本でこれから起こることの前触れとみることができる。

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