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フルライフ/石川善樹/2020/★★★☆☆

東大、ハーバードを卒業し、公益財団法人Wellbeing for Planet Earth代表理事の石川氏の著書。IVS、ICCでモデレータを務めるなど、人脈とコミュ力が高く、時代の潤滑油になり得る方と思います。
新しい知識や発想というより、「100年の人生をつなぐ時間戦略」に関する持論を丁寧に整理し、説明してくれるため、これまでの感覚を言語化、相対化してくれるようで、読んでいて気持ちの良い本でした。

▼おすすめのヒト
・キャリアを考えている方、焦っている方
・社内で中堅~ベテランの方

▼印象的なコト
・「戦争論」の中で、この戦争の重心は首都か、軍隊かという話をよくしている。(省略)フルライフのための「時間戦略」とは何か
・「信頼の文化」を築くための3つの問い。仕事は順調ですか?人生は順調ですか?ご家族は幸せですか?
・ハードワーク期、若者が大物感を出すには、時代を語る。(省略)ブランディング期は同世代の仲間の信頼を大事にする。アチーブメント期は、弱さを語るとよい。
・人類がよりよい未来を迎える確率を上げるには、産業構造を変えるレバーを引くこと。イーロンマスク
・日本人は「概念」という概念をつかって、抽象的に物事を考えることを長らくしてこなかった。考えてみれば確かに日本って、実践を通して何かを学べ、具体を通して何かをつかめ、という文化です。
・ブランディング期における重心「大局観」は「みんなでBeing」「一人でDoing」の時間に育まれる。(省略)現在の働き方改革の中でどんどん失われている。
・日本はいかなる産業が可能か?

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