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企業変革力/梅津祐良/1997/★★★☆☆

NHK、モービル石油、日本メドトロニックを経て、早稲田大学の教授を詰めた梅津氏。自分たちの親世代ではあるが、ミネソタ州で心理学を学び、ノースウエスタン大学MBAを卒業し、視界が広い印象。変革型リーダーシップ、グローバルチャレンジなど、様々な書籍を出版し、2013年に鬼籍。
大規模な企業が変革を進める上でよくある失敗事例を踏まえ、よくある落とし穴と、推進のステップが言語化されている。教科書的なステップを学ぶ上での良書。

▼おすすめのヒト
・プロジェクトオーナー
・組織長

▼印象的なコト
・過ちその六、短期的な成果をあげることを怠る
・どのような規模の変革であっても、成功を収める変革は、八つのすべての段階が、順序に沿って遂行される。
・ある時は、危機意識が十分に高まっていないために、変革を導く強力なリーダーシップを果たすうちに問題が制御不可能なレベルに達してしまう。
・あなた自身と同じような利害を持つ同僚にだけ問いかけることは避けよう。またこれらの質問を、外部の数人の友人に問いかける愚は避けよう。あんたの企業をよく理解している人たち、あるいはその企業に対しむしろ批判的な意見を持っている人たちにも語りかけよう。
・ビジョンによって人々の抵抗を克服する
・たとえば業績評価、給与、昇進、後継者選抜等を指すのですが、これらは新しいビジョンの推進に結び付けて運用されていますか。

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