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【1分で読める7つの習慣】テレワークになってから

テレワークになってから部下のことがよくわからない。

よく聞きますね。これ。

「それって元々わかっていなかったんじゃないの」

厳しい一言ですが、これは半分は正解だと思います。がしかし残りの半分は、環境の変化に自分のやり方を合わせられていないから、ということもあるのではないでしょうか。

第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

先日の研修で、「時代の変化で7つの習慣で変わるものもあるのではないでしょうか?」という質問をいただきました。おっしゃる通りで、時代に合わせて変わるものも当然あります。しかし同時に変わらないものもあります。

例えば第5の習慣は「まず理解に徹し、そして理解される」ですが、この本質は変わりません。相互理解のためにはまずは相手のことを理解しなければなりません。しかしその手法は時代とともに変化するものだと思うのです。

7つの習慣が書かれた約30年前にはスマホはもちろんまだパソコンもありませんでした。コミュニケーションは対面が基本です。直接のコミュニケーションですから相手の声の調子や表情で言葉の足りない部分を十分補ってくれたでしょう。

しかし現在私たちのコミュニケーションはどうでしょう? LINE、TwitterやInstagram、メール、社内でのチャットツールやグループウェア・・ありとあらゆるデジタルコミュニケーションが主で、対面の割合は大きく減っています。

それでも私たちは少なくなったとは言え、デジタルで伝えきれなかった部分を対面の機会で補ってきた、だから完全ではないけれどもコミュニケーションが成立していた、と思ってきたわけです。

それが昨年からのコロナ禍のテレワークで対面の部分が無くなったことで、一気にコミュニケーションの難しさを感じるようになってしまったのではないかと思うのです。

対面のコミュニケーションは、特に意識しなくても「見える」「聞こえる」で「感じる」ことができます。しかしデジタルコミュニケーションは、こちらから「見にいく」「聞きにいく」と行動を受動的から能動的に変化させないと相手を理解することができません。

私たちのコミュニケーションの手法も、時代に合わせて変えていくべきなのです。

「部下のことがわからない」その残りの半分は、コミュニケーションの手法が以前の受動的なままだからなのでは?と考えてみるとヒントがあるかもしれませんね。


(毎週日曜日配信)

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