【FX】実践編①

はじめに

株式市場、FX市場、そのほかの市場でも、90%のトレーダーは負けているといいます。この原因を把握し、事前に対処しておく必要があります。

例えば、学生の時の大学入試と同じでテストを受ける前に試験会場、アクセス、前日の睡眠など。結果を出す人はやはり事前に準備がてきていてスタートと同時に本領を発揮できる人です。スタート時点に立ってから準備ではもう負けてます。

それでも結果が出ないとなるとマインド高いだけです。
市場に参入するには、口座を開設し、入金してしまえば参加可能となります。何の計算もなく、資金配分やチャートの技術がなくても、ボタン一つでエントリーができます。しかし、この状態では、90%の勝てない人々の仲間です。

そんなこと100人いて90人も脱落ということはその10人に入る為に努力している人です。これはお金を払えば解決できる問題ではありません。
知識や技術、準備や心構えが無いということは、大きなりリスクとなるのです。

このリスクに気づかない人は、資金と時間を失い、残念な結果を見ます。初心者の多くがFXやトレードを安易に考え、準備なくいきなりトレードを始めてしまいます。これでは、何の知識や準備もないままに、プロトレーダーって純粋に会ってみたいです。

時代が変わっても、このような人は絶えることなく、いつの時代も90%の人は、やはり負けてしまうのです。また、一年や二年ずっと順調で、資金を10倍や100倍にした程度の人が、それだけで調子に乗ってしまうと、これもやはり、大きく痛い目にあい、稼いだ以上に資金を失うことになります。ビジネスでも人間関係でも同じです。市場に手加減はありません。プロの意識が求められます。プロのレベルというのは、常に慢心せず、しっかり学び、しっかり訓練し、真剣に取り組みます。どの世界でもプ口の取り組みというものはそのようなものです。

そして、市場は平等でもあります。相場の世界では、肩書は通用しないし必要ありません。だからこそ、主婦が覇権を勝ち取ることも可能な世界でもあるのです。
では、90%の消えていくトレーダーたちは、こうした主婦と、何が違うかというと

分析力、技術力の違いもあるでしょう。がしかし、決定的に違うのはやはり、資金のコントロールが、よりよく安定的にできるかどうかにあります。ですから、テクニックや技術力の根幹でこれから生かす土台にあるものはより良い資金管理です。そして、トレードの行為のほとんどは資金管理であると心得ておきましょう。
トレードにおいてはメンタル面の事もよく言われます。精神面が弱いというものの正体は、良い資金管理ができていないと言い換えることができます。日々のトレードにおいて、より良い資金管理ができるのであれば、ストレスを軽減でき、心配や恐怖という感情が多発することもないのです。

心配で恐怖でエネルギーを費やすようなトレードがいい過程や結果を意味出せ
るのか。恐怖や不安を抱き、問題を抱えての取引は、トレードの上達を妨げ、負け続けるというループに陥ることになりかねません。
自分自身が、焦っていると感じるのなら、しっかりと立ち止まり、落ちついて現状を把握し正規し、感情とは関わりのない行動を取れるように心がげましょう。そして、資産が増える仕組みであるバランスの取れた資金管理を学ぶことにコミットし、学んだことに基づく行動を開始しましょう。

ここではFXについてお話ですが資産運用、資産形成においても同じです。

資金管理は決して守りではありません。必要なバランスを追求し、投資家の視点を持ち現場のトレードの遂行と共に、資金配分と向き合い、業績に責任を持つ経営者的な視点を持ち合わせて取り組みましょう。

リスクリワードについて

資金管理に欠かせない要素には、リスクリワード、勝率、ロスカット、レバレッジコントロールがあります。リスクリワードについて考察してみましょう。

トレードにおいては、まずストップの一を考えます。そしてストップを置けるときのみ、エントリーできると考えます。次にどこでエントリーできそうなのかを見ます。エントリーポイントは数力所に及ぶ場所もあります。そして目標値であるリミットを見ます。リミットも複数にして分割決済することもあります。

基礎を学んできたことは、このストップ・エントリー・リミットの各ポイントを推し量るためにあったと言っても良いでしょう。

ストップとエントリーと利益確定ポイントが想定できれば、損失と利益の比率である、リスクリワードが割り出せます。リスクリワードは常に1:1以上を狙ったトレードを考える必要があります。

例)勝率50%、リスクリワードが1:2
 リスクを証拠金1%、リワードを証拠金2%。
 証拠金が100万円の場合

100回の取引なら50勝50敗
利益:2%x50=100%→100万円の利益
損失:1%x50=50%→50万円の損失
→証拠金は、150万円に増加。

FXの注文方法

成り行き注文

成行注文とは、注文時点で提示されている為替レートで売買する注文方法のことです。レートを指定せずに、提示されているレートを確認し、そのままの価格で取引きをします。ツーウェイオーダー、あるいはマーケットオーダーとも呼ばれます。決済をする際に、相場の値動きによっては決済が拒否されることもあります。

指値注文(リミットオーダー)

トレード画面上で表示されている現在の為替レートではなく、お客様が今のレートより低い、もしくは高いレートを指定して発注する注文方法です。あらかじめ希望するレートを指定し、発注しておくと、そのレートになったときに自動売買してくれます。

■現在の価格より安くなることを予想し、見越した最低価格まで安くなったところで「買い注文」を設定する。
■現在外貨を保有している状態から、現在より価格が高くなることを予想し、見越した最高価格になったところで「売り注文」を設定する。

指値注文を設定しておけば、相場に参加できない時間帯などに有効です。有効期限内に設定した価格に到達しなければ注文は失効となり、有効期限内に注文が成立していなければ取り消しができます。指値注文を出した場合に、安心してしまい相場の動向を見なくなってしまうことがあるので、注意しましょう。

逆指値注文(ストップオーダー)

損切りとは、予想が外れて損が出ている状態で反対売買を行い、損失を確定させることです。1ドル=115円でドル買い注文が成立したあと、2円幅の損失までは覚悟できるというときに、1ドル=113円でドル売り注文を出しておくと、損失を限定することができます。

IFD注文(イフダン)

IFD注文は2つの注文を同時に出すことができ、注文①の約定後に注文2が自動的に発注される注文方法です。

例:現在1ドル=104円の場合
1ドル=100円になったら買い注文をいれ、110円になったら売り注文を入れるという注文方法です。IFD注文では売買価格の設定に注意が必要で、現時点の値段とかけ離れた値段で設定すると、注文が出しにくく、仮に成立したときでも相場自体が予想と逆方向に向かっていくこともあります。

OCO注文(オーシーオー)

OCO注文は2つの注文を同時に出して、一方が約定したらもう一方が自動的にキャンセルされる注文です。

例:現在1ドル=105円の場合
ドル100円で「買い注文」を入れ、110円で利益確定の売り決済、90円で損切りの売り決済というような注文の仕方になります。

IFO注文(アイエフォー)

IFO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規注文から決済注文までトータルで売買の種類や値段を設定できる注文方法です。
「新規注文のを出しのが成立したら、決済注文の2と3を出す」というようにコンビネーションで注文します。

例:現在1ドル=102円の場合
①「1ドル=100円になったらドルを買う」という新規の指値注文を出します。
②「1ドル=110円になったらドルを売る」という決済用の注文を出します。
③合わせて「1ドル=90円になったらドルを売る」という決済用の注文を出しておきます。
②と③の決済用の注文は、①の新規注文が成立してはじめて有効な決済注文となります。その後
②・③のどちらかの決済注文が成立すると、もう片方の注文は自動的にキャンセルされます。

デイトレード

デイトレードとは新規注文してから決済注文を出すのを一日の内に済ませるトレード方法の事です。デイトレードは短期売買ですから基本的には小さな値幅を狙って取引をすることになります。

機関投資家の多くはデイトレードを中心に取引をしています。
デイトレードは1時間単位や分単位などで、売り買いを繰り返し利益を積み重ねていくことでトータル的に大きなリターンを得ることも有りますが、リターンと同様にリスクも増すことも頭に入れて置かなければいけません。
数日・数ヶ月後ではなく、数分後の値動きを扱うので、経済・金融などのファンダメンタル的な要素よりも短期的なテクニカルや歪みに左右される。

スイングトレード

数日間で売買を決済させる比較的短期売買をする取引方法です。スイングトレードは、その日のうちに決済しないため、オーバーナイトリスクが伴います。つまり、デイトレードには存在しない為替変動の影響を受けることになるので、これを受け入れなければなりません。やり方次第では、損益比率の利益を大きく取れる場合がある。

チャートの配列

実際に私がトレードする際に並べる配置です
EUR/JPY GBP/JPY USD/JPY CHF/JPY
EUR/USD GBP/USD USD/CHF EUR/GBP
EUR/AUD GBP/AUD AUD/USD AUD/JPY

トレンドの発生しやすい時間帯

主要な為替取引の時間帯を再確認しておきましょう。為替は取引所取引ではないので、あくまでおおよその時刻となります。

東京為替市場
 AM 8:00~PM 5:00(通年)
東京株式市場
 AM 9:00~PM 3:00(通年)
ロンドン為替市場
 PM 3:00~AM 2:00(夏時間の期間)
 PM4:00~AM 3:00(冬時間の期間)
ロンドン株式市場
 PM4:00~AM 0:30(夏時間の期間)
 PM5:00~AM 1:30(冬時間の期間)
ニューヨーク為替市場
 PM9:30~AM6:00(夏時間の期間)
 PM 10:30~ AM 7:00(冬時間の期間
ニューヨーク株式市場
 PM 10:30~ AM 5:00(夏時間の期間)
 AM 11:30~AM6:00(冬時間の期間)

トレンド転換8つのポイント

毎日の為替市場では、相場が一斉に動き出す時刻がいくつかあり、その時刻では、トレンドが反転する場合もあれば、それまでのトレンド方向がさらに強まる場合があります。

短期スパンで見た場合、約3時間単位でのトレンドが生まれやすく、その流れにしたがって、トレンドが継続する傾向にあります。とりわけロンドン市場では全世界の為替トレーダーが一斉に動いています。その為、為替変動はこの時間帯に最も大きくなるのです。ロンドン為替市場の時間帯において、大きく相場が転換するのが以下の8つのタイミングです。なお全て日本時間で表示しています。

・メイン時刻(カッコ内は冬時間)
 ①PM 3:00(PM4:00)ロンドン為替市場開始
 ②PM6:00(PM7:00)ロンドン為替市場開始3時間後
 ③PM 9:30(PM10:30 NY 為替市場開始
 ④AM 0:30(AM1:30NY為替市場開始3時間後

・サプ時刻(カッコ内は冬時間)
 ①PM 4:00(PM5:00)ロンドン株式市場開始
 ②PM5:00(PM6:00)ロンドン株式市場開始1時間後
 ③PM10:30(PM 11:30NY株式市場開始
 ④PM 11:30(AM0:30 NY 株式市場開始1時間後

為替相場は株式市場からも大きく影響を受けます
株式市場開始1時間後は、
相場がブレイクするバターンが多く見られます。ポイントを3つの時間帯に絞った以下の時間も参考になります。

東京時間 9:00~11:00
欧州時間 15:00~18:00
NY時間 23:00~24:00

以上が、1日の中でのトレンド転換ポイントです。
これらは、約3時間単位の勢いのある超短期トレンドが形成されるポイントで、多くの場合トレンドが反転します。ただし、転換ポイントが来てもトレンド継続のケースもあるので注意しましょう。あくまで転換を確認してからのエントリーが基本となります。この時間帯のチャートを見て、実際に取引をするとしたら、どのようなタイミングが考えられるのかを検討してみましょう。

過去のレジスタンスがサポートとして機能することも、5分足チャートで見えなかったサポートは30分足や60分足、4時間足、日足などで確認できます。

過去の高値が、レジスタンス(天井の目安)として、値下がりを始めるポイントになっています。高値からレジスタンスを引いておけば、相場の先読みにつながります。過去の安値が、サポート(底値の目安)となり、値上がりを始めるポイントになっています。安値からサポートを引いておけば、相場の先読みにつながります。
しかし、サポートを下抜けても「どこまで下がるか」の目安は、さらに安値から引いた、いずれかのサポートまでとなる場合がほとんどです。

レジスタンスを上抜けても、「どこまで上がるか」の目安は、さらに高値から引いた、いずれかのレジスタンスまでとなる場合がほとんどです。
レジスタンスは「相場の天井」、サポートは「相場の底」として、売員タイミングに利用できます。トレンドラインについても、もう一度復習しておきましょう。


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