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【総合商社】伊藤忠、次のTOB銘柄を予想。

1.伊藤忠→ファミマのTOBについて

伊藤忠がファミマ全株取得へTOB実施中ですが、伊藤忠が経営権を強めることでシナジーあるか???と言われれば、私は少ないと思います。
顧客から離れ、伊藤忠が売りたいモノを口銭付きで強制されることになる。

伊藤忠は吉野家の筆頭株主でした。伊藤忠経由で高い牛肉を買わされ、現場を知らない人間が伊藤忠から出向し、現場反発。結局、2011年に撤退。

そして、その後吉野家はどうなったでしょうか。

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見事なV字回復です。
ファミマ澤田社長は元伊藤忠で、今でもある程度話が通じる相手。TOBを仕掛ける必要があったかどうか。
結局伊藤忠の狙いは、打倒三菱一心で、PLを買いに行っただけではないでしょうか。圧倒的No.1商社、これは伊藤忠 岡藤会長の悲願であるからです。

2.伊藤忠が次にTOBするとしたら?

それはドンキ(パンパシ)ではないか。と名前が上がっています。
伊藤忠がファミマ子会社化することで取り込みは300億円→600億円。そのファミマは今年に入ってドンキ(パンパシ)株を買いまくっているのは、持分会社にすることで伊藤忠はドンキのPLも連結できる。

ということで、ドンキを第二のファミマとして仕込んでおくのは面白い。

3.但し、中長期的には伊藤忠株は売り

決算をぶらさないことで伊藤忠株は高く評価されていますが、それは岡藤氏の強い思いがあり、決算では大きな無理をしている可能性もあります。よって同氏の引退後に何かが起きるかもしれません。
丸紅が社長交代後の今年、大きな減損を吐き出しましたが、私には、前社長時代から引きずっていた膿を今になって吐き出した。と見えました。

岡藤氏引退時期は不明も、中長期的には伊藤忠株は売りと判断します。

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