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ラーメンが好き


※トップの写真は福岡空港のつじ田のつけ麺。


ラーメンが好きだ。

というか、麺類がめちゃくちゃ好きだ。
この話をするたびに、母には「父親にそっくりだ」と笑われる。
小さいころから、父親にそっくりだと言われて生きてきた。小さいころから、それがなんとも不満だった。
父が嫌いとかそういうんではないんだけれども、娘が父に似てるってなんか、複雑じゃないですか。(そんなことない?)

おぎゃあと泣いたときから、看護婦さんに「お父さんにそっくりね、ぷぷ」と笑われたという逸話がある私は、なにかにつけて「お父さんそっくりね」と言われて生きてきた。

顔は成長につれ、父にそっくりと言われることはとんとなくなったけど、性格はいまだによく似ていると母に指摘される。

食い意地が張っているところとか、麺が好きなところとか、車に乗ってるときに美味しそうなレストランの名前を読み上げるところとか、大雑把なところとか(あれ、ほとんど食べ物の話だ)とにかくそういうところ。

思春期の頃はとにかく嫌で仕方なかった。でも最近はその"似具合"を受け入れつつある。というか、さすがに似てるなと自分でも諦めはじめた。

最近、一番"血"を感じたのは、まだ実家にいたころ、夏の暑い日のエピソード。

14時くらいに冷凍庫を確認したらアイスクリームがひとつもなかったので、16時くらいに隣のコンビニに行ってチョコバーのファミリーパックを買って帰った。そうしたら、14時には冷凍庫になかったはずのチョコバーがすでにずらりと並んでいた。ちょっとしたミステリーである。
なんてことはない、謎の答えは15時ごろに父親が同じチョコバーのアイスクリームを買ってきたからだった。父も14時過ぎに冷凍庫を確認し、「アイスクリームが無いな」と思ったらしい。
さすがに血縁関係を感じずにはいられない瞬間だった。買ってくるアイスバーの種類まで同じなんだから、こわい。

そんな父は日曜になると味噌煮込みうどんを朝から茹でていて、そこだけは一生似ないところだと思っている。

ラーメンが好きなのも、例に漏れず父とよく似ているところなわけだけど、ついこの間まで、「ラーメンなんて人類皆好きだろ」と本気で思っていた。

ところが、この間旦那と話していたときに「嫌いじゃないけど、ひとりでラーメン屋に食べに行くほど好きではない」と言われてすごいショックを受けた。

男の人なんてラーメンは100%好きで、しかもみんなひとりで食べに行くもんだと思っていた。(ステレオタイプが過ぎるかもしれない。)

そういえばこの間も、休みの日に旦那と別行動したお昼の一瞬に私は博多豚骨のラーメン屋に駆け込んでいた。福岡といえばのshinshin。

私がすごくラーメン好きなだけかもしれない。

京都旅行の最後も、友人と食べたいものを相談した結果、ラーメンで締めさせてもらった。
ミシュラン(ビブグルマン)にも掲載されたというラーメン。シンプルだけれど、出汁にこだわりのあるおしゃれなラーメンだった。


@拳ラーメン
京鴨とノドグロ煮干しそば

そういえば、福岡に来るにあたって不安だったのが、「家の近くのラーメン屋さんに博多とんこつしかない」ということだった。Googleマップでラーメン屋を検索したら博多とんこつしかなかったのだ。
名古屋の如水みたいな、シンプル出汁系のラーメンは福岡にはないのだろうか。というか、食べたくならないのだろうか。福岡の人と仲良くなったら、聞いてみたい。

博多ラーメンももちろん大好きなので、(ラーメンの種類の中で一番好きと言っても過言ではない)
じっくりお店を巡ってみたいと思う。

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