繋がり

 皆さんはラジオを聴くだろうか、ほとんどの人がNOであると思うが、近年ラジオ人気がまた再燃しつつある。テレビやNetflix、Huluなどのサブスクが人気の中で、なぜラジオは勢いを取り戻しつつあるのか??その答えはコロナ禍というのが大きなポイントだと思う。コロナ禍で家で楽しみ、そしてひとりでも楽しめるエンターテインメントが好まれ、そして希薄になった人間関係の溝を埋めてくれるコンテンツがラジオなのだ、Twitterでリアルタイムでハッシュタグを検索すれば、何百人というリスナーの意見を共有でき、そして、なんと言ってもラジオの醍醐味はメールである。これが何より繋がっているという感覚を持てるのである。パーソナリティがメールを読み、そして反応し、Twitterでも反応がある。これがラジオの醍醐味だろう。たしかに、メールを読まれるのは難しいが、ハガキ職人たちのメールを聴いてるだけでとても面白いし、何より発想が凄いなと感じる。ゆくゆくは生活にハリが出るようになるのだ。

 radikoというアプリは、今放送中のラジオ番組だけではなく、1週間以内の番組を再生するタイムフリー機能がある、そして何より月額385円で全国どこのラジオでも聴くことができるのだ。まず、健康的な生活を送っている人間にとって、深夜ラジオを聴くことは難しい。オールナイトニッポン、オールナイトニッポン0、などの深夜ラジオは人気者をパーソナリティにして、今でも人気の高い番組である。実際に私も高校時代、新内眞衣のオールナイトニッポン0(2016.3/31〜2019.3.28 毎週水曜27時〜28時半、ニッポン放送)のリスナーであり、あの3時台に繰り広げれる、リアルな芸能界の裏側を聴いたり、埼玉をイジるコーナーなど、毎週早く寝て3時に起きて聴いていた。ラジオには本当にたくさんの人の人生が詰まっていると私は思う。リスナーの魂のこもったメール、そしてパーソナリティのそれに対する熱い反応、その化学反応に興味を惹かれる。これを体現しているのが、アルコ&ピースD.C.GARAGE (毎週火曜24時〜25時、TBSラジオ)だ。令和のラジオスターと言われているアルピーのトークは一級品で、サイコハガキ職人との仕掛け合いは最高級だ。ラジオの紹介になってしまったが、深夜ラジオは芸能界のスターから、芸能界ではあまり輝かない人までが同じ土俵で勝負する、ガチンコのトーク勝負なのである。

 ラジオを聴くために不健康になれとは思わない、タイムフリー機能もあるのでいつでも聴くことができる。しかし、生で聴くことで、そのリスナーとパーソナリティの「バチバチ感」を楽しめる、コロナ禍では最高のエンターテインメントなのではないかと思う。

追記

オススメラジオ番組です。(オールナイトニッポンとゼロは人気なので全部聴いてください、おすすめは佐久間宣行とcreepy nutsとオードリーです)

さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ(土曜27時〜27時半、TBSラジオ)

ハライチのターン(木曜24時〜25時、TBSラジオ)

土佐兄弟のculture Z(火曜25時〜26時半、文化放送)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?