広島と仙台の地理経済学

広島と仙台といえば大都市であり、よく比較されるような都市である。似ているからかもしれないが、この2つの都市は全然違うのである。まず広島と仙台人口確かにほぼ同じなのだ、しかしながら都市が担っているものや構造が違いすぎるのだ。まず広島、広島は中国四国地方の中枢都市、代表都市と思われがちだが、実はそうではない。転入してくる人の多くが広島県内と島根県、愛媛県からなのだ。山口は福岡、その他は近畿に向くため代表的な都市とは言えない。一方、仙台は東北の代表格的な都市だ。転入者も東北全県から1位となっており、言わずもがな東北の1番格なのである。この理由もかなり面白い。中国四国地方には30万以上の都市が多いのが広島一点に集中しない理由だと私は考える。福山、下関、倉敷、岡山、松山、高松など、50万を超える都市すらある。しかし東北はどうだろうか?いわきや郡山が34万台が最高でそれ以上の都市はない。やって一極集中になる展開が目に見えて分かるのだ。だから全く違う構造をしている都市だ。また、広島市は瀬戸内工業地域の一角で、工業の都市としても有名だが仙台は工業都市ではない、どちらと言えば商業だ。人を集めて商売する。これがこの都市の構造だと考える。仙台と広島似ているようで構造は全く違う。これが日本の都市の面白い面だと思う。あ、仙台と広島で似ているのはJ1とプロ野球のチームがあってそれぞれアツいところかもしれない。

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