テレ東シナリオコンテスト
[設定]
きいろーー再生回数のためならやらせも厭わないyoutuber
アクーー大学院生。可愛い女の子には目がない。バカっぽいが頭はいい
キャンーーバイト。基本家にいる。
ジェミーーモデル関係の仕事。忙しくあまり家にはいない
きいろは、チャンネル登録者数に伸び悩んでおり、企画として事故物件を探し実際に心霊体験をして、動画に残そうと思いつく。
〇出会い
早速、事故物件を調べてみるが、youtubeの動画を取る目的ではどこの物件も立ち入りを許可されないでいた。
ある日、スマホで調べた事故物件を視察しに歩き回っていたところ、ちょうど事故物件である一軒家から三人組が出てくるのを見かけた。
きいろはすぐさま「この家に住まれている方ですか?」と尋ねた。
話しかけられたアク、キャン、ジェミの三人は、見知らぬ人に話しかけられ戸惑っていたが、アクだけは「かわいい...」としか考えておらず、
「はい!そうですが、どうかしましたか」と元気よく返事をする。
きいろは少し考えてから、「わたし、金木犀の香り好きなんです!」と
3人の家の庭に生えている金木犀を指さして取ってつけたように言い、事故物件のこともyoutuberのことも隠した。
アク「僕も好きなんです!気が合いますね」
きいろ「お若いのに、金木犀が生えている家に住まわれているなんて珍しいですね」
キョン「いえ、私たちが住む前の人が好きだったらしいんですよ。だから元々植えてあって、3人とも匂いが好きなのでそのままにしているんです」
きいろ「(前の人!)」と、過去にここで死んだ人を連想し、少し喜んだような表情になった。
ジェミ「どうでもいいけど、私先に向かってるよ」
ジェミはこの空気が嫌になり、立ち去った。
キャン「すみません。私たちこの後用事があるんです。アク!私たちももうすぐ行くよ!」
アク「きいろさん。ごめんなさい。また今度お話しましょう!これ連絡先です」
キャンとアクもジェミの後を追うようにして去っていった。
〇再会
ジェミ「ただいま。ん?」
ジェミは玄関に、見覚えのない靴があることに気づく。
リビングに行くと、そこにはなんときいろがいたのだった。
キャン、アク「おかえり!ジェミ!」
ジェミ「はあ…あんたたちね…」
きいろ「ジェミさん、お邪魔しています!」
ジェミ「最悪だ…」
こうしてきいろは、事故物件でシェアハウスしている三人と出会ったのだった。
〇変化
居間で集まる4人、きいろは自己紹介を始める。
きいろ「実は私、youtuberをやっているんです。そして事故物件に実際に住んでいる方たちに話を伺いたいと思っています。」
キャン「え…じ、事故物件ですか…」
キャンだけでなく、3人はいずれも動揺している様子だった。
きいろ「そうなんです。早速本題なんですが、、どうして事故物件に住まわれているんですか?」
少し間をおいてからアクが「えっと、、安いからですよ!僕たちお金ないんで3人で住めるところはどこも高くて、、たまたまこの物件を紹介されたんです」
ジェミ「事故物件ていっても、私たちはそんなの気になんないし、実際に変なことは起こったことないしね」
キャン「確かに!安いし広いし!全然問題ないよねー」
きいろ「そうですかー(心霊現象期待してたんだけどな)」
きいろは居間を見渡してから、「部屋とかってみせてもらえませんか?」
アク「別にいいですけど…全然普通だと思いますよ」
きいろは、そこからすべての部屋を確認した。
きいろ「本当に何もないんですねー」
しかし、きいろはどこか三人の様子から懐疑的になっていた。
きいろは、思いついてしまった。
「(自分で心霊現象をでっち上げてしまえばいいんだ)」
心霊現象を演出して、三人が怖がっている様子を隠しカメラで撮れば絶対にいい動画が取れるに違いない。
きいろ「トイレ借りてもいいですか?」
きいろは席を外し、さっそく準備に取り掛かった。
アク「きいろさん、帰らなくて大丈夫なんですか?」
そう言えば、もう夜の20時だった。
きいろ「すみません迷惑でしたよね。もう帰りますね」
そう言い、きいろがソファーから立ち上がった瞬間どこかで物音がした。
キャン「今、なにか割れる音しなかった?」
物音の正体はいったい何なのか。きいろが仕掛けたものなのか。きいろも知らないのだとしたら、心霊現象が本当に起きてしまったのか。。
きいろとシェアハウスの住人との探り合いがここから始まる。
今回、#テレ東シナリオコンテスト に乗っかってみました。
きいろのヤラセで、自作自演の心霊現象と、本来の心霊現象が同時に起きていくことが肝です。まだ考えていませんが、シェアハウス住人の過去や、前の住人との関係も積極的に絡めていきたいです。
きいろが本当はyoutuberではなくて、前の住人の関係者で、住人を追い出すという展開も面白いかなーと思います。三人は、「前の住人の怨念だ」と思わせて、きいろとのすれ違いを演出しても面白いと思います。
なんでこういうシナリオ考えてると、オカルトとか心霊系の話になってしまうんでしょうね笑
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