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私の人生を支える曲


私の名前は漢字で「彩音」と書く。
母はピアノ教師、父はギターを弾くことが趣味だったので、その辺りが名付けの所以となったのだろう。

家庭環境の影響で小さいときから色々な音楽に触れてきた。楽しいとき、嬉しいとき、悲しいとき、辛いとき、いつも音楽が側にいてくれた。

思春期の多感な時期は、これまで感じたことのない絶望感や孤独感に襲われた。
そんなとき、運命の一曲に出会った。

それは

〝A Song for xx〟 / 浜崎あゆみ


「A BEST」というアルバムの1曲目に入っているこの曲。中学1年生で初めてこの曲をイヤホンで聴いたとき、思わず涙が溢れたことを覚えている。

いつも学校や家庭で明るく前向きに振る舞っていた私。でもその裏でもうひとりの暗くネガティブな私がいた。この曲の歌詞はそんな両方の私をストレートに表現してくれていた。
感情的で何かを訴えるような歌声にも心を揺さぶられた。それ以降、人生で辛いことがあるときには「初心」に帰るような気持ちでこの曲を聴いている。


そしてもう一曲。最近久しぶりに歌を聴いて感動したことがあった。令和3年の年末、紅白歌合戦で初めて聴いた曲だった。

〝命に嫌われている〟/ まふまふ
作詞 作曲 カンザキイオリ

テレビで初めてこの曲を歌っているパフォーマンスをみたとき、気がついたら涙が出ていた。
歌詞の内容は「死」や「孤独」を連想させたが
、それ以上に歌い手の「生きろ」というメッセージが歌声から感じられた。

2曲とも決して明るく楽しい曲ではない。どちらかというと人生の「暗」の部分にスポットを当てたような曲だ。でもだからこそ生きていて苦しいとき、不安なとき、辛いときに、誰かに相談するには重すぎる気持ちにこの曲たちが寄り添ってくれる。曲に「共感」してもらい、ひとしきり泣くと不思議と気持ちが上向く。

この2曲はネガティブな気持ちを癒したいときに聴くのがおすすめだ。
機会があれば次回またおすすめの曲たちを紹介しようと思う。


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