ジャンク詐欺PS2を本物のジャンクにしてしまった話
みんな大好きハードオフにて「ゲーム読み込み不良のためジャンク」と書かれたPS2(SCPH-77000)をGW中に買いました。適当にピックアップの掃除でもすれば直ると踏んで買ったのですが、ノーメンテで正常に動いてしまったので
”なんだよ! ジャンク詐欺かよ!”
と叫びながら心の中でガッツポーズしてました。
おじさん的にはPS2ってそんなに古いイメージ無かったのですが、内蔵電池が切れる程度には古い製品になっていたことに老いを感じつつも電池ぐらい簡単に変えられるだろうと分解開始。難易度自体は低くケーブルの断線に注意しながらバラしていけば10分ほどでメイン基板だけの状態に出来ました。
と、ここまでは先人の方々が書いていることなのですが…
素人が気付かない落とし穴があります。まず初めてPS2を分解する場合、使用する精密ドライバーは100円ショップに売っているような柄の細いものは絶対に使わないでください。メイン基板をサンドイッチしているシールド板を止めているネジが恐ろしく固いので安物の精密ドライバーではネジをなめてしまう可能性があります。また固いからといって力を掛けすぎると基板がゆがんでしまいGPU等のハンダが割れてしまい一瞬でジャンクになってしまいます。
わたしのジャンク詐欺PS2は電池交換後、システムが立ち上がらなくなり黒画面のままうんともすんとも言わなくなってしまいました。どのヒューズも飛んでなかったのでおそらくAPUのハンダを割ってしまったんだと思います。(それぐらいしか思い当たる事がない)
あと電気製品を分解する場合は電源を抜いてから最低30分おいて分解を始めましょう。製品にもよると思いますが、電気製品の中に使われているコンデンサはコード抜いた後もしばらく電力が残っているので危険です。感電もそうですが何かの拍子にショートさせたらその時点で基板はお釈迦様に早変わりです。直そうにも実装されている部品が小さすぎて素人には故障部品を探すのも直すのも難易度が高いです。
これから薄型PS2をメンテして遊ぼうという方は私のようにならないよう気をつけてください。
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