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セーターを洗うのは大変

こんにちは。
介護のつぶやきです。

寒くなってくると母親はセーターを着ます。誰でもそうなのですが、一度着たくらいで洗濯するのはなかなか勇気が要ります。とはいえ匂いがつくまで洗わないのもそれはそれで問題ですが。

我が家の介護のメインは尿臭です。それこそ一度着ただけのセーターから臭いがあふれてくると部屋の中はたまったものではありません。かといって一度しか着ていないセーターを洗濯するのは水道代電気代洗剤代のコトを考えると二の足を踏みます。

そして母親はそのセーターを洗おうとすると「洗うなら手洗いしかいかん!お前が洗うとセーターが縮んで着れんくなる!」と手洗いを強要します。以前は何度か手洗いもしましたが、なかなか大変なのでこの場合も二の足を踏みます。

そんな悶々としながら洗えないセーターが洗濯カゴに何日も置いてあり、次のセーターが来るのを待ち侘びていた頃です。

ある集まりで女子数人とお話ししている時に介護の洗濯が話題になりました。思いの丈を皆さまにお伝えしたところ嬉しい言葉のシャワーを浴びることが出来ました。

『つぶやきさん、ナニ言っているの?一枚だけで洗えばイイじゃん』
「え〜、一枚だけで?ソレも大変じゃん」
『洗濯機で洗えばイイのよ』
「洗ったら縮むじゃん」
『オシャレ着洗いモードで洗うの』
「ソレで縮まない?」
『縮まない』
「一枚だけで洗うなんてもったいないじゃん」
『もったいなくてもいい、一枚だけで洗うの。アナタは介護してクタクタになっているんでしょ。だったら水道代電気代考える前に自分がラクになることだけ考えればいい』

もう、皆さんの言葉に泣きそうになりましたね。自分の中で母親に言われた『手洗い』という言葉をかたくなに守って自分のカラダを酷使していた。そんなことで自分が勝手にお疲れモードになっていました。

いつも自分で言っているようにムリせずに介護しないと自分が倒れてしまいます。一枚だけのセーターを洗う水道代や電気代を「必要経費なんだ」と考え方の切り替えをしていきます。

ホント皆様もムリなく介護を。

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