読書感想文
シン・老人力
和田秀樹さんの本を読み出して9冊目になります。
基本的に図書館で借りますが、この本は予約がついていなくて読めた本です。
和田さんが読者に伝えようとすることの基本的な部分はまったく変わりません。
今回は、「シン・老人力」というお題です。
「シン」にはどういう意味が込められているかというと、第1章のポイント7で述べられています。
ポイント7 古い価値観からの意識転換が必要
「進」「深」「芯」「親」「心」「身」「伸」などさまざまな漢字に変換できる「シン・老人」を目指して人生を楽しむことの必要性が主張されています。
内容ですが、
序章 日本を変える「シン・老人」のパワー
再び繁栄できるか、このまま衰退か
「2000兆円」の7割をもつ、最強の世代
元気で活動的な高齢者が「シン・老人」
シン・老人による価値観の“再革命“
80代から「パワー」を「脱力」に変更
第1章 新たな活力を生む「シン・老人」の登場
1 長生きよりも「元気でいること」が肝心
2 日野原重明さんが定義した「新老人」の概念
3 五木寛之さんが考える「新老人」像
4「老人」とは、本来、尊敬される人たち
5 元気な高齢者は立派な消費者である
6 高齢者こそ低迷する日本を救うカギ
7 古い価値観からの意識転換が必要
8「雑に生きる」ほうがうまくいく時代
9 70代のうちに良い習慣をつける
:この省ですが、和田さんが「シン・老人」を語る前にしでに日野原重明、五木寛之
さんが、元気老人のことを語り始めていたということ。
そして、行政・マスコミなどのステレオタイプ的な老人像からの脱却が重要だと。
第2章 「シン・老人」は生涯現役で健康長寿
:この章は、生涯現役で暮らすためのノウハウが列記されている。
第3章 「趣味」「人間関係」「食事」を進化させる
:この章は標題に特化したノウハウが書かれている
第4章 イヤなことをせず好きをがなんしない
:とにかくストレスをためるような生き方はダメということ
第5章 愛される高齢者が備える「ボケ力」
:ボケとしっかり向き合うこと、悲観しないこと、プラス思考が重要
第6章 「シン・老人」が口グセにしたい言葉
:難しく考える必要はない。軽いのりで日々過ごすヒントが書かれている。
終章 ジャパン・アズ・ナンバーワンを取り戻す
:高齢者が気持ちよく活用出来る新たな商品・サービスの開発が重要。
とにかくお金を持っている高齢者が愉快に消費行動できる社会の構築が待たれる。
というようなことで、いつも和田さんの本からは元気をもらっています(笑)。