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夫に正直な自分を見せる

最近「親の時間」でやっているように、
時間を対等に分け合って、
夫と話を聞き合うことをやってみたので報告します。

年末に子どもたちが帰省して、
私の実家でお正月を過ごしました。
病気で治療中だった母は年末に退院し、
私の姉家族もいてにぎやかな時間でした。

子どもが帰省した時に私が感じるいろいろ気持ちを
いつものように仲間に聞いてもらっていたのですが、
子どもたちの大学が始まり、自分の住む町に
戻って行ったさみしさは、夫も同じだと思ったので、
もしかするとその気持ちを共有出来るかも
と思い、夫に話を聞き合うことを提案しました。

普段私と夫は、仕事のことやお互いの
今やっていることの近況を話したり
子どもたちの相談をすることはありますが、
日々どんな事を感じているのかという
お互いの気持ちを話すということはしてきませんでした。

夫は仕事や社会のことについてはよく話します。
以前私が病気になった時に、夫にどんな気持ちを
感じているか聞いたことがありましたが、
気持ちの部分について話すのは難しそうでした。

一方私は辛いことや難しいこと、
整理のつかない気持ちなどは
仲間に聞いてもらえるので、夫に話す時は、
ほぼ報告するだけになっていました。

報告や相談は事実を知る上には必要です。
でも相手を知ることや自分を知ってもらう上では、
どんな気持ちでいるのか伝えることが
必要なのだと今更ながら思うのです。

「子どもたちが帰って今どんな気持ちでいるか知りたいよ」
と 言って私は夫の話を聞き、「私が話したことを
あなたが解決しようとしなくていいから、
こっちを見て黙って聞いててね」と伝えて
私は話を聞いてもらいました。

ほんの5分ずつでしたが、
実際話を聞き合うことをしてみて思ったのは
"聞くと決める" と身近な人の話も
邪念なく聞くことが出来るということでした。

私が小さい頃の親や大人は、
私の言うことに否定的な意見や
その人の考えを言ってきたので
自分のことは、話さないほうがいいと
私は思って生活してきました。

でも現在の家族は、今は大人である私にとって
安心安全な存在であり、それだから
かつての私の周りにいた大人のように
子どもや夫の将来に対する期待や私の個人的意見、
その上批判めいたことを言いたくなるので
どうやって話を聞いたらいいのか
わからなくなることが時々あるのです。

けれど今回、夫と聞き合う方法を使うことで、
自分の気持ちに正直でいることが大切で、
それを夫に見せても大丈夫なんだと思いました。

話す側は言い方や話す内容は考えたほうがいいと思うし、
聞く側は自分の思い込みではなく
相手の気持ちを聞こうとする姿勢で、話を聞くことが、
相互間の信頼を生むのだと思います。

最初、何を話していいかわからない様子だった夫も
2回目の時は少し嬉しそうに話していました。

正直な自分を見せることで、夫を含め
私の大切な人たちと今より深い人間関係に
変わっていけばいいなと思った2018年の始まりでした。

匿名さん

※この文章は2018年に書かれたものです。

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