全ての親に贈りたい言葉

私が「親の時間」に出会ったのは8年前。
「親の時間」のことを全く知らずに、
すでにメンバーだった友人から
わこの本を借りたのがきっかけです。

本を開いてすぐ、前書きのたった数行を読んだだけで
涙が止まらなくなり、しばらく立ち尽くしたまま
泣き続けたのを今でも覚えています。

その時私は、上の子が2歳半、下の子が半年で
2人をおんぶに抱っこして歩く毎日で
どう子育てしていっていいのかわからず
不安と孤独の中で必死でした。

いい母親になりたい。
怒らない、穏やかな、優しい母親になりたい。
自分がされてイヤだったことは絶対子どもにはするまい。

そう決心したのに、そう決心し続けるのに
現実は全くうまくいかない。
イライラして怒ったり
子どもの欠点を探して不安になったり。
子どもが病気になったりケガをすると
自分の注意が足りなかったと
取り返しがつかない気持ちになる。
そして、やっぱり自分はダメな母親だと責めていました。

本当に苦しかった。

そんな、どうしようもない気持ちを
かかえていたた8年前の自分を
たまに思い出しては、その本の前書きを読み直します。

そして今、一生懸命子育てしている
親のみんなにその言葉を贈りたいです。

『あなたはよい親です。
まわりの理解がなかったり、
家事や仕事に追われ、
気持ちに余裕がなくなり、
子どもにじゅうぶん注目して
あげることができなかったり、
感情的に怒りを爆発させてしまう
ときがあるかもしれませんが、
それでもあなたはよい親です。
親は子どもを愛していますし、
子どもにとても愛されています。
そして、親は自分が子どものとき、
自分の親にされた以上に、
もっと愛情深く子どもに
接したいと思っています。
自分の親が犯したあやまちは
繰り返すまいとこころに決めている
やさしい人たちです。』

『子育て 泣きたいときは泣いちゃおう』
小野わこ著(前書きより)

あっこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?