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私は私のままでいいんだ

まだまだコロナ感染者は多いけど
最近は世の中の状況がだいぶ
落ち着いてきたせいか
人と会う予定を手帳に書き込む機会が増えた

わたし、本当は苦手だったな
誰かと喫茶店でお茶したり
レストランや居酒屋で食事したり
そういうの全部
誘われたら必ず行ってたわりには
緊張して不安で
全然楽しめてなかったな

典型的に思い出すのは
友人数人と喫茶店に入った時に
みんながランチを頼んでいた時

私は遅めの朝食をとっていたので
お腹が空いてなかったけれど
他のみんなに合わせて、軽食だけと思い
トーストセットを頼んでしまった

空腹でもなければ
パンを食べたい気分でもなかったので
もちろん美味しく味わえなくて
気持ち悪くなって食べ終えたのを覚えている

ずっと長いこと
それがわたしの行動パターンだった

はしゃいで、明るくふるまって
みんなの行動に合わせて
みんなの話に合わせて
そういう姿が他人から喜ばれるんだって
わたし自身、楽しんでるってことにしたくて
必死だった
本当に疲れることだった

家に帰ったらストレスで
冷蔵庫の中にあるものやお菓子を
食事した後なのに、やたら食べていたな
その緊張感、その自己嫌悪
気を遣って無理してる気持ち
変なこと口走って恥ずかしかった気持ち
感じたくなくて

「親の時間」で聞いてもらうと
そんな気持ちでいたんだね、って
仲間が優しく耳を傾けてくれる
すると、それが認めたくない気持ちでも
そこに聞いてくれる人がいることが
大きな励ましになる

失敗して恥ずかしかった記憶や
人の輪に入れなかった時の疎外感や孤独感
たくさんのことを思い出した
そして、仲間と一緒に、その時のわたしに
そのままのあなたでいいのに
さびしい思いをして嫌だったね、って
語りかけることを何回もやってみた

私は私でいいんだ
私が楽しみたいようにここにいればいい
私のままで相手に優しさをつかったり
楽しいことを共有しようと思えればいい

いつの間にか
本当にゆっくりと
人と会った後の感じが変わった
帰ったらグッタリ、とか
やたらやけ食いしちゃうなんてことも
なくなった

以前は誘われるのを待ってるばかりで
自分から誘うことはなかったのが
この人に会いたいなと思ったら
自分から声をかけるようになった

つい先日も、私から声をかけて
近くのショッピングセンターで待ち合わせ
お昼時だったけど
お腹が空いてなかったので
わたしは飲み物だけにするね、と
軽く伝えることもできた

たくさん話して、手を振って別れた後は
爽やかな気分で
また会いたいなと思った

近所の主婦仲間で
お酒を出すお店で夜に集まった時にも
お酒をやめてるんだ、と伝えて
ジュースや温かいお茶を注文した
そして、二次会には行かず
とても楽しかったです、と挨拶した
そう、確かに
無理せずそこで帰ったから、
楽しい気持ちで終われた

あれ、いつの間にかわたし
本当はどうしたいのかを大切にして
行動できるようになってきてるじゃない、と
最近は実感してる

やたらはしゃいでしまったり
久しぶりに会って緊張していたり
自分のペースでいられない時もある

そんな自分のことを
緊張しちゃったよねー
慌てちゃったねー
そっか失敗しちゃったかー
と、ほほえんで見守っているわたしがいる

それは、小さい頃にわたしがほしかったもの
本当に必要だったもの
私の周りの大人たちが
こんなふうに優しく見守ってくれていたら
どんなに安心して行動できただろう
どんなに自分のことを好きでいられただろう

今は手に入れている
わたし自身がわたしにそのまなざしを
向けることができる
話を聞いてくれる仲間の優しい表情と
ことばを思い浮かべて

さあ、これから年末年始にかけて
人と集まる予定が何度かある
親戚とも久しぶりに会うことになる

考えると少し緊張するけれど、
もし自己嫌悪や不安がやってきたらそれもOK
「親の時間」の仲間に電話をかけて、
聞いてもらおう

どんな自分でいられるか、楽しみにしている

まりちゃん

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